田原小が創立150周年で記念祭 鴨川(千葉県)

AI要約

鴨川市の田原小学校が創立150周年を祝う「田原小150才記念祭」が行われた。

学校の歴史や地域の未来についての発表があり、児童や地域住民が参加した。

児童が卒業生や地域の皆さんを思い、祝いを共有する姿や将来への期待が表れた。

田原小が創立150周年で記念祭 鴨川(千葉県)

今年度、創立150周年を迎えた鴨川市の田原小学校(渡邉毅之校長、児童数65人)で27日、「田原小150才記念祭」が行われた。全校児童や保護者、地域住民らが出席し、セレモニーや学年ごとの発表などで節目を祝った。

明治7年6月、竹平と来秀にそれぞれ小学校が設置され、36年に両校が合併し田原尋常小学校が発足。40年には現在地に校舎が完成した。

6年生の開会宣言で幕を開けた第1部のセレモニーでは、児童を代表し、杉田弥優さん(6年)が「150周年という記念すべき年を最高学年として迎えることができ、うれしく思う。きょう参加できなかった卒業生や地域の皆さんの分まで楽しみ、盛り上がりましょう」と呼び掛け。

令和4年度のPTA会長で、150周年記念事業実行委員長の唐鎌喜幸さんが「戦争や地震、台風、新型ウイルスなど、幾度となくあった試練を乗り越え、今を過ごせているのは、学校の先生や地域、保護者の皆さんの努力のおかげ。これからもいろいろあるかもしれないが、1人で悩まず人生の先輩に相談してほしい」とあいさつし、スライドショーで学校の歴史を振り返った。

第2部では、家族や地域の自慢、田原の未来などをテーマに学習したことを、歌やダンス、寸劇を交え学年ごとに元気いっぱい発表。「未来の田原」をイメージし、児童全員で絵を描いて制作した縦7・5メートル、横5・4メートルの大型作品「TABARA夢キャンバス」も体育館入り口に掲示された。

司会を務めた畠山絢斗さん(6年)は「これからも田原の豊かな自然の中で学校が続いていってほしい」と話していた。