湖周と山麓、激走力泳 トライアスロン、雨中に820人挑む 長野県諏訪地方

AI要約

長野県諏訪6市町村を巡る「スワコエイトピークスミドルトライアスロン大会2024」が開催された。約820人が参加し、諏訪湖周と八ケ岳山麓で競った。

雨天のためコースが一部短縮され、スイムとランが変更された。約83キロコースでのバイク競技が行われた。

榊原佑基選手が男子部門で総合優勝し、来年には第3回大会が予定されている。

湖周と山麓、激走力泳 トライアスロン、雨中に820人挑む 長野県諏訪地方

 長野県諏訪6市町村を巡る「スワコエイトピークスミドルトライアスロン大会2024」は23日、国内外の約820人が出場して諏訪湖周と八ケ岳山麓を舞台に行われた。雨天のため選手たちの安全と健康面を考慮し、諏訪湖のスイムと湖周のランの距離を短縮。八ケ岳山麓を主とするバイクを合わせた約83キロコースで競った。2年ぶり2回目の開催。雨中を激走、力泳する鉄人たちに沿道から大きな声援が送られた。

 県や6市町村、商工会議所・商工会、長野日報社、日本トライアスロン連合でつくる実行委員会主催。3種目を1人でこなす個人部門と、複数人でつなぐリレー部門を繰り広げた。

 開会式に続き、下諏訪町の下諏訪ローイングパークでスイムが分散スタート。950メートルコースを泳ぎ切ると、湖畔と上川通勤バイパスを経て八ケ岳山麓に駆け上がり、諏訪湖に戻るバイク、湖周を1周する最終のランに挑んだ。約1300人のボランティアと警察、消防、交通安全協会などの関係機関・団体、圏域の医療チームが支えた。

 3時間10分51秒のタイムで千葉県船橋市の建設業、榊原佑基さん(33)が総合優勝を果たした。「2年前の第1回大会は8位だった。バイクのペースを抑え、最終のランで勝負をかけた。プラン通りのレースができました」と納得の表情を見せ、「湖と山岳の景色が両方楽しめ、走りごたえもあるコース。出場を続けたい」と話した。

 安全対策の強化と交通規制の時間短縮を図るため、実行委は今回バイクコースを主に変更を加え、八ケ岳エコーラインの距離を短縮し、御柱街道の対面通行をやめた。ランは諏訪湖ヨットハーバーを新たな発着点とし、交通規制を要さない湖畔ジョギングロードのみで実施した。第3回大会は来年6月に開く予定。

 上位結果は次の通り。

 ▽男子 1、榊原佑基(千葉)3時間10分51秒(スイム13分38秒、バイク1時間54分34秒、ラン1時間2分39秒) 2、菊池朋明(東京)3時間13分33秒 3、梅田航平(神奈川)3時間15分16秒

 ▽女子 1、太田麻衣子(千葉)3時間49分21秒(スイム13分52秒、バイク2時間14分4秒、ラン1時間21分25秒) 2、宇治公子(大阪)3時間50分0秒 3、大熊美結(千葉)3時間54分21秒

 ▽リレー 1、がんばろう石川ナイトランかわうそ部(野小、寺井、関根)3時間19分5秒 2、最後方から捲り1発あの時の脇本雄太(安田、平田、神永)3時間20分57秒 3、大杉TWINS(大杉康、大杉康、大杉健)3時間30分29秒