林家一門、被災地に笑い 伏木神社でたかおか落語祭り 真打つる子さんら出演

AI要約

「たかおか落語祭り2024」は、林家つる子さんのメモリアル公演を含む2日目の公演が高岡市で行われ、林家一門が被災地に笑いと笑顔を届けた。

つる子さんは古典「ねずみ」を演じ、地元に関連する言葉を交えて会場を笑わせた。

正蔵さん、はな平さん、あんこさんもそれぞれの漫才で会場を沸かせ、つる子さんの独演会も開催された。

林家一門、被災地に笑い 伏木神社でたかおか落語祭り 真打つる子さんら出演

 「たかおか落語祭り2024」(たかおか落語ふぁんくらぶ主催、富山新聞社共催)は22日、高岡市伏木東一宮の伏木神社で2日目の公演が行われた。3月に真打に昇進した林家つる子さんのメモリアル公演と銘打ち、つる子さんと正蔵さん、はな平さん、あんこさんの林家一門が巧みな話芸で被災地に笑いと笑顔を届けた。

 トリで登場したつる子さんは古典「ねずみ」で有名な彫刻師と旅館の父子の話を粋に演じた。「富山の魚」や「伏木神社」など地元にまつわる言葉を盛り込み、会場の笑いを誘った。

 正蔵さんは「地震で大変な時にメモリアル公演に来てもらってこんなにうれしいことはない」と感謝を述べた。古典「新聞記事」で円熟の話芸を披露した。

 口上では正蔵さんが「ここからがつる子の勝負所。これから大きな一枚看板になりますよう」と呼び掛け全員で三本締めした。はな平さんは「あくび指南」、あんこさんは「つる」で会場を笑いの渦に巻き込んだ。

 大仏茶屋(定塚町)ではつる子さんの独演会も開かれた。最終日の23日は午前11時から臨済宗国泰寺派龍頭山江雲庵(太田)、午後4時から沖縄元気料理ゆいまーる(駅南)で行われ、あんこさんと歌謡漫談「東京ボーイズ」の仲八郎さん(砺波市出身)が出演する。