豊かな紅茶の香りと焼き立てスコーンで優雅な時間 京都府福知山市の公民館講座で

AI要約

福知山市で開かれたティータイムの講座では、地元の料理研究グループが紅茶のいれ方やスコーンの作り方を教え、参加者が楽しい時間を過ごした。

参加者はグループに分かれてスコーン作りに取り組みながら、紅茶のいれ方も学び、おいしい紅茶とスコーンを楽しんだ。

参加者の中には、家族に教えてみたいと話す人もおり、普段とは違うティータイムを満喫した。

豊かな紅茶の香りと焼き立てスコーンで優雅な時間 京都府福知山市の公民館講座で

 暮らしに安らぎのひと時をもたらすティータイム。そんな時間をより充実させる講座が、京都府福知山市夜久野町額田の夜久野ふれあいプラザで19日に開かれた。地元の料理研究グループ、COOK・やくの(荻野直美代表、5人)が講師を務め、参加した16人に、おいしい紅茶のいれ方、簡単にできるスコーンの作り方を教えた。夜久野地域公民館主催。

 「おいしくお茶しよう!」と題した講座は今回が初開催。公民館から昨年秋ごろに依頼を受けた同グループが普段研究するのは“料理”で、飲み物は専門外。それでも「この機会に自分たちの勉強にもなれば」と快く引き受け、雑誌や動画で紅茶のいれ方を勉強して準備を進めてきた。

 参加者は4人ずつのグループに分かれ、紅茶に合うスコーン作りに取り組んだ。コツを教わりながらバターや強力粉などを混ぜるところから始め、スコーンの焼き上がりを待つ間に紅茶のいれ方の説明があった。

 「茶葉の風味を最大限に引き出すためには、お湯に空気がたくさん含まれていることが大切」とし、沸騰させたお湯をティーポットに入れる際は、ポットに近づけたやかんを上に持ち上げながら注ぐと空気が入りやすい-などとポイントを伝え、参加者が実践した。

 お湯をポットに移したあとは、茶葉が底に沈むまでじっくり待ってから、ゆっくりとカップに注ぐ。アールグレイの良い香りが部屋中に広がり、参加者たちからはうれしそうな声が聞かれた。

 焼きたてのスコーンと一緒に試食会もし、「いつもよりおいしい」「伯爵夫人になったみたい」などと笑顔を見せながら、普段とはひと味違うティータイムを楽しんだ。

 参加した女性(53)=茅ノ台=は「教えてもらったやり方で自宅でも家族に振る舞ってみたい」と話していた。