京都の映画館「T・ジョイ」が3面スクリーンと立体音響システム導入

AI要約

イオンモールKYOTO内の映画館、「T・ジョイ京都」が新スクリーンと音響システムを導入し、上映を始めた。

新設備のシアター9では3面マルチプロジェクションと立体音響システムを使用し、日本初の試みとなっている。

映画体験は没入感があり、音の立体感が特に際立つ。鑑賞料金は通常料金に900円追加される。

京都の映画館「T・ジョイ」が3面スクリーンと立体音響システム導入

 イオンモールKYOTO内にある映画館「T・ジョイ京都」(京都市南区西九条鳥居口町)が6月21日、新しいスクリーンと音響システムで上映を始めた。(烏丸経済新聞)

 設備をリニューアルしたのは同館で2番目に席数の多い「シアター9」(262席)で、正面のスクリーンのほか左右の壁面にも映像を投影する3面マルチプロジェクション・映画上映システム「ScreenX」と、天井を含む複数のスピーカーからシーンに対応した位置から音声を再生する立体音響システム「Dolby Atomos(ドルビーアトモス)」を導入した。ティ・ジョイ興行劇場マーケティング室劇場宣伝チームの佐藤純音さんによると、両者が一つとなったシアターは同館が日本初事例という。

 21日には「マッドマックス:フュリオサ」や韓国のアイドルグループ「BTS」のライブ映像などの上映を行った。

 同館技術担当者は「音に立体感と臨場感があり、従来のシアター体験より映画の世界の中に入ったような没入感が得られる。日常などの静かなシーンは特に音の立体感を得やすい。左右の撮影や、立体音響用の録音や編集が必要なので上映はいわゆるハリウッドの超大作に限られるが、7月には邦画の『キングダム』の上映もあるので見てもらえたら」と話す。

 鑑賞料金は、通常鑑賞料金に900円追加した額。チケットは上映日の2日前からオンラインと窓口で受け付ける。