移動販売、見守り活動で協定 南阿蘇村、グリーンコープや社協と連携

AI要約

南阿蘇村とグリーンコープ生活協同組合くまもとと村社会福祉協議会が移動販売や見守り活動に関する協定を結ぶ。

グリーンコープは熊本地震復興支援で毎週火曜に移動販売を行い、要望があれば巡回地を増やすことも検討。

移動販売と見守り活動を継続し、住民の安心・安全をサポートするための取り組みが始まる。

移動販売、見守り活動で協定 南阿蘇村、グリーンコープや社協と連携

 南阿蘇村は17日、グリーンコープ生活協同組合くまもと(熊本市)と村社会福祉協議会と、移動販売や住民らの見守り活動に関する協定を結んだ。

 グリーンコープは熊本地震発生直後に復興支援を開始。毎週火曜に災害公営住宅4カ所で移動販売を続けてきた。昨年12月には、配送スタッフが80代女性の体調不良に気付き、村社協に連絡して支援につなげたという。継続的な事業とするため、協定締結を決めた。

 締結後も移動販売は継続し、住民の要望があれば巡回地を増やすことも検討する。見守りでは、グリーンコープが住民の異変を察知した場合、連絡を受けた村と村社協が対応する。業務委託ではないため、村や村社協の支出は発生しない。

 村役場での協定締結式で、吉良清一村長とグリーンコープの小林香織理事長(49)、村社協の荒牧カヨ子副会長(76)が署名した。小林理事長は「人と人のつながりを大切に、住み良い村にするための一役を担いたい」と話した。(中島忠道)