「危険な場所多い所さ」「目をそむけずに直視しろ」…消防団が歌う防災ロック、CD化し無料配布

AI要約

愛知県豊田市の消防団員らでつくるロックバンドが、地元住民の防災意識を高めるためにオリジナル曲を制作し、CD化して無料配布している。

地元住民組織の要請に応じて作られた曲は、石野地区の防災意識を促す内容であり、ロッカーズのライブ演奏も予定されている。

この取り組みを通じて、住民が楽しみながらも防災意識を高め、災害への備えを行うことが目的となっている。

 愛知県豊田市の消防団員らでつくるロックバンドが、地元住民の防災意識を高めようと啓発用のオリジナル曲を作りシングルCD化した。希望者に無料で配布している。

 曲を制作したのは同市石野地区の消防団員ら6人で作るロックバンド「THE 消防ロッカーズ」。

 石野地区は山あいにあり、川も多く、日頃からの地震や豪雨災害への備えが重要となっている。住民に楽しみながら防災意識を高めてもらおうと、地区の住民組織「石野地域会議」がロッカーズに制作を依頼した。

 曲は「イシノ・de・サバイバル」で、ロッカーズのメンバーが作詞、作曲した。ロックのビートにのせて「危険な場所多い所さ 石野」「この現実 目をそむけずに直視しろ」「だからいつも忘れないでね 危険地帯と避難場所・ルート」などと呼びかける。

 CDは300枚作成し、無料で配っている。ヘルメット、消防団服姿で演奏するロッカーズの姿はユーチューブで視聴できるほか、8月には地元の中学校でライブ演奏を披露する。問い合わせは市猿投支所(0565・45・1214)へ。