「課題解決に尽力」日銀松山支店の新支店長に佐々木仁さん【愛媛】

AI要約

日本銀行松山支店に新支店長が着任しました。佐々木仁さんは県内の課題解決に力を尽くす意向を示しました。

佐々木さんは世界経済の影響を熟知しており、経験を活かして地域課題の解決に取り組む意向を示しました。

県金融経済概況が発表され、景気判断は一部の弱みを示すものの基調は持ち直しているとされています。

「課題解決に尽力」日銀松山支店の新支店長に佐々木仁さん【愛媛】

日本銀行松山支店の新たな支店長に佐々木仁さんが着任しました。佐々木さんは東京都出身の52歳で、1996年に日本銀行に入行後企画局参事役などを歴任し、国内外の経済の調査などに携わってきました。

19日の着任会見では「愛媛は東中南予で産業のバランスがとれ競争力のあるサービスなどを持っている」と話し「県内の企業や金融機関が直面する課題に丁寧に耳を傾け少しでも役に立てるように力を尽くしたい」としました。

そして「これまでの経験を人口減少や人手不足などの地域課題の解決にいかしたい」などと話しました。

【佐々木仁支店長】

「アジア経済を含めて世界経済が日本経済にどのような影響を及ぼすのかといったような視点ではこれまでの知見や経験を共有できると思いますので、課題解決の一助になれば私自身は光栄だと考えています」

なお、19日には最新の県金融経済概況も発表されました。

県内の景気判断は去年11月から先月まで「持ち直している」が続いていましたが今月は「一部に弱めの動きがみられるものの、基調としては持ち直している」となりました。

判断の引き下げは2022年2月以来だということで、中国など海外向けの生産用機械の受注が弱くなったことなどが影響したということです。

ただ、景気の回復基調は続いているとして定額減税や賃上げの動きがどう影響するか今後も注視したいとしています。