中国の貸出金利指標LPR、6月も据え置き-人民銀は慎重姿勢

AI要約

中国人民銀行は、20日にローンプライムレート(LPR)を据え置くと発表した。

LPRは10カ月連続で据え置かれ、1年物は3.45%、5年物は3.95%となっている。

人民元安圧力が根強く、当局による緩和余地は限られている状況である。

(ブルームバーグ): 中国人民銀行(中央銀行)は20日、貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)を据え置くと発表した。人民元安圧力は根強く、当局による緩和余地も限られている。

1年物LPRは3.45%と10カ月連続で据え置き。ブルームバーグが調査したエコノミストの大半が予想した通りだった。また、住宅ローンなどの参照金利となる5年物LPRは3.95%で維持された。

LPRは20の銀行が最良顧客に提示する金利に基づく。中期貸出制度(MLF)の1年物金利に対するスプレッドとしてクオートされるが、人民銀は先に10カ月連続でMLF金利の変更を見送っていた。

原題:Chinese Banks Hold Lending Rates Following PBOC’s Caution(抜粋)

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