【山口県】芳川鉄工所が制服一新 創業から64年ぶり

AI要約

山口県光市小周防の㈱芳川鉄工所が社員の制服を新しく変更した。新しい制服は紺色でファスナー式になり、社員の健康に配慮したデザインとなっている。

同社は健康経営に力を入れ、500社の健康経営優良法人ブライト500に認定されている。社員数は23人で、幅広い意見を尊重して制服を作り上げた。

制服の色やデザイン変更の要望が社員から寄せられ、1年かけて検討を重ねて新しい制服が完成した。社員の連帯感とモチベーションが向上したという。

【山口県】芳川鉄工所が制服一新 創業から64年ぶり

 山口県光市小周防の㈱芳川鉄工所(芳川靖平代表取締役社長)が社員の制服を6月から新しくした。1960年の創業時からベースを変えていなかった制服はグレーでボタン式だったが、新しい制服は紺色でファスナー式に変え、帽子もサイズ調節可能な新しいデザインにしている。

 同社は機械加工・製缶加工、仕上げ組立、機械設計などを手がける。社員が健康で働けるように配慮する健康経営にも力を入れ、全国で500社の健康経営優良法人ブライト500にも2年連続、認定されている。

 社員は女性6人を含めて23人。夏用、冬用に上下2着ずつを支給してきた。制服を新しくするきっかけは、意見箱に寄せられた社員からの制服の色やデザイン変更を求める声だった。

 それから1年かけてどんな制服がいいか、社員の意見を尊重し、業者と検討を重ね、試着などを実施した。色は汚れが目立ちにくい紺色で、現場の安全性に配慮して丈夫で難燃性の高い綿100パーセントを採用。事務所、設計部門は混紡素材にするなど、持ち場に合わせて材質も変更した。

 社員の年齢は23歳から71歳までと幅広く、さまざまな意見を出し合って、社員みんなで作り上げた制服。この新しい制服が出来上がったことによって社員の連帯感とモチベーションが向上した事は確かである。