＜豚熱＞経口ワクチン散布完了 唐津市、玄海町、伊万里市で 佐賀県が対策本部廃止
AI要約
佐賀県は野生イノシシの豚熱感染が確認された唐津市と周辺で経口ワクチンの野外散布を完了し、対策本部を廃止。豚熱対策チームが引き続き警戒を続ける。
経口ワクチンの散布は2日間で実施され、野生イノシシの感染者の捕獲地点周辺に800個ずつ散布。現在、4頭の感染が確認されており、異常は見つかっていない。
唐津市では6、7日に野生イノシシ4頭の感染が相次いで確認された。
佐賀県は14日、野生イノシシの豚熱（CSF）感染が確認された唐津市とその周辺で、経口ワクチンの野外散布を完了した。県は6日の感染確認時に設置した対策本部を廃止した。今後は農林水産部内に設置している豚熱対策チームで警戒を続ける。
経口ワクチンの散布は2日間で実施し、13日は感染した野生イノシシの捕獲地点から半径2キロ圏内を中心に約800個を散布。14日は唐津市東部、玄海町、伊万里市の半径10キロ圏内に約800個を散布した。
唐津市内では6、7日に相次いで野生イノシシ4頭の感染が確認された。
県畜産課によると、現時点で4頭以外に野生イノシシの陽性は見つかっておらず、県内の養豚場でも異常は確認されていない。（上田遊知）
