九電グループ「キューへン」 顧客情報の流出は37万件超か
九州電力グループ「キューへン」で不正アクセスにより個人情報が27万件流出のおそれがある
合わせて37万4千件の個人情報が流出した可能性がある
九州電力グループはシステムや電力供給への影響はないと説明
九州電力グループで給湯器販売などを手がける「キューへン」は13日、不正アクセスによりさらに27万件の個人情報が流出したおそれがあると発表しました。
これで流出した可能性のある個人情報は、合わせて37万4千件にのぼります。
■「ランサムウェア」による攻撃か
この問題は6月3日、福岡県福津市に本社を置く九州電力グループの「キューへン」が、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウェア」によるものとみられる攻撃を受け、被害状況を調査していたものです。
キューへンによると、流出したおそれのある個人情報約37万件4千件のうち、約35万件はキューへンが給湯器販売に関する業務で取り扱っていた個人情報で、約2万4千件は、九州電力が電化機器のPR業務や、給湯器販売に関してキューへンに委託していた個人情報だということです。
これらの個人情報には、住所、氏名、電話番号が含まれているということです。
キューへンは影響を受けたパソコンを停止し、ネットワークからの切り離しを行うなど被害拡大を防止し、引き続き被害状況を調査するとしています。
また、この不正アクセスによる九州電力のシステムや、電力供給への影響はないと説明しています。