11日は晴れて今年一番の暑さに その要因は乾いた熱風が山を下るフェーン現象 気象予報士が解説

AI要約

あすのお天気は晴れで、今年一番の暑さになる見込みです。

西回りの風が暖かい空気を運び込むため、山梨県ではフェーン現象が起こります。

気温の上昇に伴い、熱中症に注意が必要です。

11日は晴れて今年一番の暑さに その要因は乾いた熱風が山を下るフェーン現象 気象予報士が解説

米津龍一気象予報士:

あすのお天気のポイントはこちら。

晴れて今年一番の暑さとなりそうです。

まず、晴れる要因は、高気圧に覆われる形となりますので、これによって日差しが出ます。

そして、高気圧は時計回りに風が吹きますので、あすは西回りで暖かい空気が流れ込んでくるんです。

この西回りに暖かい空気が流れ込んでくるとどうなるか、山梨県の地図で説明します。

皆さんご存知の通り山梨県はこのように山に囲まれている形です。

西回りでこの暖かい空気が入ってくると、南アルプスを越えて、暖かい空気が流れ込みやすくなります。つまり、皆さんも聞いたことあるかと思うフェーン現象。

山を越えて乾いた熱風が吹き降り、その場所が甲府や勝沼の盆地辺りです。

ですから、あすは晴れて今年一番の暑さとなりそうなんです。

気温が実際どうなるかを予想最高気温で見ていきますと、きょうと比べて3℃前後高くなります。

甲府、勝沼は今年一番の暑さで、7月中旬から下旬並み。大月はあすは一日良く晴れそうですので、その分気温がきょうと比べて5℃高くなります。

その他も、北杜市の大泉でも7月下旬並みの暑さです。あすは、熱中症にはくれぐれも要注意ということになります。

この暑さが続くのか甲府の気温変化を見ていきます。

あすは32℃で、あさって30℃でその先もずっと真夏日が続きます。

土曜日は雨が降る影響もありまして気温は28℃まで下がります。

何月並みかを重ねてみますとずっと7月並みの気温で、特に金曜日の33℃は7月下旬並みとなります。

ですから、この時期としては高めの気温が続きますので、今週は特に雲も多くなりますから、熱中症にならないようにこまめに水分塩分補給を忘れずにお願いします。