約6500万円だまし取った疑い 68歳女を書類送検/埼玉県

AI要約

神奈川県の女性が知人から6500万円をだまし取る詐欺事件が発覚。

被害者にがんの治療費の名目で現金を振り込ませ、210回もの支払いを受けた容疑者。

犯罪を認めた容疑者は以前も同様の手口で70万円をだまし取って逮捕・起訴されている。

 2019年から4年半にわたって、秩父市に住む知人女性から現金合わせておよそ6500万円をだまし取った疑いで、神奈川県の68歳の女が7日、書類送検されました。

 詐欺の疑いで書類送検されたのは、神奈川県相模原市の無職、斉藤満寿美容疑者(68)です。

 斉藤容疑者は2019年2月から去年7月までの間、秩父市に住む知人女性から現金合わせておよそ6500万円をだまし取った疑いが持たれています。

 警察によりますと、斉藤容疑者は、自分ががんの闘病中であると装い、自身の架空の知人になりすまして、女性に「これまでと異なる治療を受けさせたい」などと、うその電子メールやメッセージを送っていたということです。

 斉藤容疑者は、複数の知人のふりをして、治療費や金融会社への借金返済の名目で現金を振り込ませていて、その数は4年半で210回に上ります。

 斉藤容疑者は、被害にあった女性から過去にも同じ手口で、現金合わせて70万円をだまし取った疑いで、ことし3月に逮捕・起訴されています。

 調べに対しては「生活費と遊ぶ金が欲しかった。すべて使った」と容疑を認めているということです。