羊触れ命の大切さ知る 南木曽小2年生 梛野夢クラブを見学

AI要約

長野県木曽郡南木曽町の南木曽小学校2年生21人は6日、読書の梛野地区で飼育されている羊の見学をした。羊は地元住民でつくる農業団体「梛野夢クラブ」が除草用に飼育しており、子供たちは羊と触れ合いながら地域の取り組みを学んだ。

15頭の羊の中には今年生まれた子羊4頭もおり、地域の人口減少による問題を解決する一環として羊が重要な役割を果たしていることが話された。羊を通して子供たちに命の大切さを伝えることも目的としている。

生活科の地域探検の一環として訪れた子供たちは最初は緊張していたが、羊と触れ合うことで興味を持ち、羊に対する理解が深まったと話していた。

羊触れ命の大切さ知る 南木曽小2年生 梛野夢クラブを見学

 長野県木曽郡南木曽町の南木曽小学校2年生21人は6日、読書の梛野地区で飼育されている羊の見学をした。地元住民でつくる農業団体「梛野(なぎの)夢クラブ」が農地の除草に役立てる目的で飼っており、地域の取り組みを知り、生き物と触れ合った。

 クラブが用意した草をあげ、羊の体をなでたりスケッチを取ったりした。「羊の毛はいつ刈るの?」など積極的に質問し、学びを深めた。

 8年前に2頭を飼い始め、現在は、今年の5月以降に生まれた子羊4頭を含む15頭がいる。松原徳則会長(72)は、地域の人口減少が進む中、草刈りが大変な斜面の草を食べるなど羊が重要な役割を果たしていることを説明した。「身近に動物がいることで、地域の子供たちに命の大切さを知ってもらいたい思いもある」と伝えた。

 生活科の地域探検の一環で訪れた。志水優里さんは「最初は少し怖いと思ったけれど、いろいろ見たり聞いたりして羊が好きになった」と話していた。