「希望のまちP」入札不成立も「あきらめない」

AI要約

認定NPO法人「抱樸」は、工藤会の本部事務所跡地に社会福祉施設の建設を計画していたが、入札額が予定を上回り不成立になったと発表。

「抱樸」は、施設建設のため13億円を集め、入札は12億円を上回り不成立。奥田知志理事長はプロジェクトをやり遂げる意向を示す。

施設の着工が遅れている状況で、設計変更や追加調達を検討中。

「希望のまちP」入札不成立も「あきらめない」

工藤会の本部事務所跡地に社会福祉施設の建設を計画している認定NPO法人「抱樸」は、5日、入札額が予定していた建設費を上回り、不成立になったと発表しました。

「抱樸」は、生活困窮者などを地域で支え合う試み「希望のまちプロジェクト」を進めていて、施設建設のため寄付を募るなどして13億円あまりを集めていました。

このうち12億円を建設費として入札を行い、建設会社2社が参加を表明しました。

しかし、1社が辞退、もう1社が12億円を上回る建設費を示したため入札は不成立になったと発表しました。

抱樸の奥田知志理事長は、会見で、「あきらめない。もう一度資金計画建築計画を見直して最後まで必ずこのプロジェクトをやり遂げる」と話しました。

今年初めにも予定されていた施設の着工は更に遅れ、「抱樸」は設計変更や資金の追加調達など検討しています。