「5か月半ぶりにセメント船が入港」約4200トンのセメントなど積み金沢港へ入港 被災地復興の加速化へ

AI要約

金沢港の被災復旧が完了し、セメントを積んだ船が入港

被災地の復旧活動へのセメント供給が安定化

セメント船の再開を通じて復興加速化が期待される

「5か月半ぶりにセメント船が入港」約4200トンのセメントなど積み金沢港へ入港 被災地復興の加速化へ

岸壁などが被害を受けた金沢港の応急復旧が完了し、5日、元日以降初めてセメントを積んだ船が入港しました。

記者レポート「いまだ地震の爪痕が多く残りますが、地震後初めてとなるセメントの荷下ろしが行われています」

金沢港の御供田ふ頭は、液状化の影響で岸壁の傾きや地盤の沈下、セメントを貯蔵する施設の配管が損傷するなどの被害が出ました。国や石川県による応急復旧工事などが完了したことから、およそ5か月半ぶりにセメントや固化材などおよそ4200トンを積んだ船が入港しました。

UBE三菱セメントによりますと、これまでは富山県や福井県から陸路で運び込んでいましたが、海上輸送が再開されたことで、大量のセメントを被災地の復旧活動などに安定的に供給できるようになるということです。

金沢港湾・空港整備事務所 田中智副所長「大きく被災している道路だとか橋とかに使われるコンクリートの材料に供給される。復興の加速化につながると思っている」

セメント船は6月10日と17日にも入港する予定です。