「君」呼び廃止→役職や議員に統一、ジェンダー平等配慮の呼び方浸透 岐阜・海津市議会

AI要約

岐阜県海津市議会が議長が男女問わず敬称として使用していた「君」を変更することを決定しました。

市議会の慣例では「君」付けを使用してきましたが、今後は名前の後に役職名や「議員」を付けて呼ぶようになります。

全国で敬称の変更が進む中、市議会も女性議員への配慮や時代にそぐわないとの意見から変更が実施されることとなりました。

「君」呼び廃止→役職や議員に統一、ジェンダー平等配慮の呼び方浸透 岐阜・海津市議会

 岐阜県海津市議会は5月31日開会の今定例会から、ジェンダー平等に配慮して、議長が本会議で議員や理事者である市長らを指名する際に、男女ともに敬称として使用していた「君」を使わずに呼ぶよう変更した。

 市議会に敬称を定める規則はないが、慣例として国会にならって「君」付けを使用してきた。今後は、理事者の場合は名前の後に役職名、議員は「議員」を付けて呼ぶよう統一する。

 議会での敬称については東京23区の全議会で「君」から「議員」に改めたのをはじめ、全国で変更が進んでいる。市議からも「時代にそぐわない」、「女性を『君』呼びしづらい」との意見が出され、議会運営委員会で変更を検討、全員協議会で了承された。

 橋本武夫議長は「学校でも男女ともに『さん』付けが浸透している。性別を問わず、違和感がない呼び方にしていくべき」と変更の理由を語った。