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二世誕生に期待 国の特別天然記念物ライチョウの産卵始まる 大町山岳博物館で4日までに2羽が9個の卵 秋には中央アルプスに放鳥へ
大町市の山岳博物館で、ニホンライチョウのつがい2組による産卵が5月下旬から始まりました。
博物館では、ニホンライチョウの卵を人工的にふ化させ、ヒナを育てて山の環境に適応させる計画を実施しています。
順調に育てば、ヒナは秋に中央アルプスで野生に復帰する予定です。
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大町市の山岳博物館で、ニホンライチョウのつがい2組による産卵が、5月下旬から始まりました。
5月25日から、おおむね1日おきのペースでメス2羽が卵を産んでいて、4日までに合わせて9個となりました。
今後はふ卵器を使って、人工的にふ化させたうえで職員が育てる、「人工繁殖」に取り組むということです。
順調に育てば、秋には中央アルプスで野生に復帰させる予定で、博物館ではヒナに高山植物を与えたり、高山植物を消化できる腸内細菌を整えるなどして山の環境に適応できるようにする計画です。