9歳の女の子死亡事故 スポーツカー医師に有罪判決 時速120キロ走行「結果は重大」広島地裁福山支部

AI要約

福山市でスポーツカーを運転中に軽自動車に衝突し、女の子を死亡させた医師に禁錮3年執行猶予5年の判決が下された。

医師は時速120キロで走行し、事故を起こした際には制限速度を大きく超過していた。

裁判官は事故の重大性を指摘しつつも、被告の過失と事情を考慮し有罪を言い渡した。

9歳の女の子死亡事故 スポーツカー医師に有罪判決 時速120キロ走行「結果は重大」広島地裁福山支部

おととし、福山市でスポーツカーを時速120キロで運転して軽自動車に衝突し、当時9歳の女の子を死亡させた罪などに問われている医師に広島地裁福山支部は禁錮3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。

判決などによりますと、福山市木之庄町の医師・高倉裕征被告(37)は、おととし6月、福山市霞町の交差点で、運転していたスポーツカーを右折してきた軽自動車に衝突させ、軽自動車に乗っていた当時9歳の女の子を死亡させた罪などに問われています。

現場の制限速度は時速50キロでしたが、高倉被告はおよそ120キロで走行していました。

4日の判決公判で広島地裁福山支部の松本英男裁判官は「指定最高速度の2倍以上の速度で走行させ、1人を死亡させ、2人に重傷を負わせた結果は重大」と指摘。

その一方で、「交差点を右折をする際に直進する被告の車を十分に確認しなかったなどの対向車の事情も影響がある」として、高倉被告に禁錮3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。