公園に持ち込まれ放置されていたミニゴールで女児がけが 佐賀市 治療費、慰謝料12万3千円支払い

AI要約

佐賀市は3日、八戸溝公園で11歳の女児がゴールにぶら下がりケガをした件に関し、治療費約12万3千円を支払う専決処分を行うことを発表。

女児は口やあごに7針縫うケガを負った。ゴールの所有者は不明で、現在は撤去されている。

市は事故後、公園パトロールを強化し、再発防止に努めるとしている。

公園に持ち込まれ放置されていたミニゴールで女児がけが 佐賀市 治療費、慰謝料12万3千円支払い

 佐賀市は3日、八戸溝公園(卸本町)で2022年2月、持ち込まれたまま放置されていたミニサッカーゴールにぶら下がった女児=当時11歳=が、あごや口の中を7針縫うけがをしていたと発表した。治療費、慰謝料として約12万3千円を支払う専決処分を10日開会予定の6月定例市議会に報告する。

 市緑化推進課によると、22年2月27日午後4時ごろ、近所に住む女児が知人と公園を訪れ、置かれていた高さ1・2メートル、幅1・6メートル、奥行き0・77メートルのミニサッカーゴールにぶら下がったところ、ゴールごと倒れた。ゴールの所有者は不明で、既に撤去されている。

 市は事故後、定期的に行う公園パトロールで遊具のぐらつきがないかなどのチェックを強化しているという。

 豊田幸孝課長は「管理不行き届きで申し訳ない。再発防止に努める」と話す。(川﨑久美子)