鳥取・大山参道が炎の川に 前夜祭で「たいまつ行列」 きょう山頂祭、夏山シーズン到来

AI要約

中国地方最高峰の国立公園・大山で夏山シーズンの幕開けを告げる山頂祭が行われた。

夏山開きの前夜祭「たいまつ行列」では約千人がたいまつを手に参道を練り歩き、山頂祭の幕開けを祝った。

山岳関係者が神事で登山の安全を祈願し、観光客は石見神楽や大山僧兵太鼓を楽しんだ。

鳥取・大山参道が炎の川に 前夜祭で「たいまつ行列」 きょう山頂祭、夏山シーズン到来

 中国地方最高峰の国立公園・大山(1729メートル)で2日、夏山シーズンの幕開けを告げる山頂祭があり、山岳関係者や登山客がシーズンの安全を祈願した。前日の1日夜は、夏山開きの前夜祭「たいまつ行列」を開催。中腹にある鳥取県大山町大山の大神山神社奥宮近くから博労座まで、たいまつを手にした約千人が参道を練り歩き、暗闇の中に炎の川が浮かび上がった。

 かがり火から採火したたいまつ行列の一団は午後7時半に出発。ほら貝の音が響く石畳の参道を炎で照らし、ゆっくりと歩き、約30分で博労座に到着した。

 駐車場の特設ステージでは石見神楽や大山僧兵太鼓が披露され、観光客らが見入った。

 行列に先立ち、山岳関係者が登山の安全を祈願する神事もあった。修繕工事中の大神山神社奥宮に代わり、ご神体が移された隣の下山神社で執り行われた。