[バイク交通問題] なんでバイクだけ通れないの? ライダー泣かせの“二輪車通行禁止区間”とは?

AI要約

ツーリング中に気をつけたいのが”二輪車通行禁止区間”。走行中に遭遇し、回り道を余儀なくされた経験のあるライダーも多いでしょう。

二輪車通行禁止区間の手前には必ず標識がありますが、標識を見落としてしまったり、何気なく前を走るクルマについて行ってしまうと、気づかずに侵入したりすることも珍しくありません。

アンダーパスとは道路や線路の下を通過する道路、そしてオーバーパスはいわゆる陸橋を指し、これらは都市部に多くあります。

[バイク交通問題] なんでバイクだけ通れないの? ライダー泣かせの“二輪車通行禁止区間”とは?

ツーリング中に気をつけたいのが”二輪車通行禁止区間”。走行中に遭遇し、回り道を余儀なくされた経験のあるライダーも多いでしょう。こうした区間は全国各地にあり、なかには有名観光地へ向かう道路が二輪車通行禁止になっていて、バイクで行きたくとも行けない場所も。そもそもなぜこういった区間が定められているのでしょうか?

二輪車通行禁止区間の手前には必ず標識がありますが、標識を見落としてしまったり、何気なく前を走るクルマについて行ってしまうと、気づかずに侵入したりすることも珍しくありません。

誤侵入を起こさないためには、まずはどういった場所が二輪車通行禁止区間になるのか、注意すべき代表箇所を知っておくことが大切です。

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アンダーパス/オーバーパス

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アンダーパスとは道路や線路の下を通過する道路、そしてオーバーパスはいわゆる陸橋を指し、これらは都市部に多くあります。

原付一種が通行禁止となっている場所が多いものの、なかには二輪車全般の通行を禁止している場所もあるようです。ただし、すべてのアンダーパス/オーバーパスが二輪車通行禁止ではない点も、余計に通行の可否をややこしくさせています。

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レインボーブリッジ/横浜ベイブリッジ

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ややこしい橋の代表は、観光地としても人気のレインボーブリッジ(東京都)と横浜ベイブリッジ(神奈川県)です。それぞれの橋はどちらも2層構造になっている特徴があります。

上層はどちらも高速道路になっているため、126cc以上のバイクでなければ通行できないことは誰もが知っていると思いますが、下層はそれぞれの橋で規制内容が異なります。

レインボーブリッジの下層は、原付二種なら通行できますが、原付一種は通行禁止です。一方、自動車専用道路と接続されている横浜ベイブリッジの下層は、原付二種も原付一種も通行できません。

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山岳部の観光地/ツーリングスポット

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山岳道路/峠道と呼ばれる場所も、二輪車通行禁止区間が多い傾向にあります。たとえば茨城県の筑波山へ南から入る表筑波スカイラインは、二輪車は終日通行禁止。また西から入る観光道路は、午後7時~翌朝8時までの夜間が二輪車通行禁止となっています。

さらに、筑波山の周辺も終日二輪車通行禁止となっている道路が多く、地理と通行禁止区間が頭に入っていなければ目的地にたどり着けないほど、ややこしい状況になっています。

そのほか、関東では東京都の奥多摩湖外周道路や静岡県の箱根旧道なども、二輪車通行禁止区間がある代表的な場所として挙げられます。