「いつまでも片付かない家」に共通する“リビングの特徴”とは? 片付けのプロが指摘する、今すぐ見直すべきこと

AI要約

リビングがいつまでも片付かない理由と解決法について紹介。

家族全員が使うリビングでのモノの管理方法を提案。

子どものおもちゃや作品の管理について具体的なアドバイス。

「いつまでも片付かない家」に共通する“リビングの特徴”とは? 片付けのプロが指摘する、今すぐ見直すべきこと

こんにちは。片付けについて発信しているありママです。

リビングを片付けても片付けてもすぐに散らかってしまう、なんだかスッキリしない……という悩みを持っている人はたくさんいますよね。今回はなぜリビングがいつまでも片付かないのか、その原因と解決法をご紹介したいと思います。

家族全員が過ごす場所であるリビングにはモノが集中してしまいがちです。例えば、自分のカバンをリビングに置きっぱなしにしていないでしょうか? 仕事道具や趣味のものなどを「リビングで使うから……」と家族みんなが個人のモノをそのまま置きっぱなしにしてしまうと、モノの量が多すぎてリビングはごちゃごちゃしてしまいます。

「リビングに置くものは家族で使うものだけ」と家族でルールを決めて、個人のモノは自分の部屋に置くか、リビング以外の場所に定位置をつくりましょう。もしどうしても使用頻度が高くてリビングに置きたいのであれば、厳選したモノだけを置くようにします。

<(1)子どものおもちゃ>

・細々としたおもちゃ

・大型のおもちゃ(ジャングルジム、トランポリン、鉄棒、乗り物、ピアノなど)

・絵本

・おもちゃの箱

小さい子がいるご家庭であれば、親の目が届くリビングに子どものおもちゃを置いていることが多いと思うのですが、全てのおもちゃをリビングに置く必要があるのか、量を見直していきましょう。

おもちゃは1軍と2軍に分けて、子どもが使っていないモノや興味を持たなくなった2軍のモノは手放して減らしていったり、リビングではない別の場所に置くのがおすすめです。リビングに置く量が少なければ、子どもに一気におもちゃを出されたとしても、片付ける量が少ないので時間はかかりません。そして、ジャングルジムなどの大型おもちゃがいくつもリビングにある場合もリビングはなかなかスッキリしないので、もしそれらも子どもがたまにしか使っていないのであれば別の部屋に移動したり、手放していくとかなりスッキリしてきます。

絵本も同様に1軍のモノだけをリビングに残します。年齢に合わなくなった本や、与えたけど子どもが興味を持たなかった本は手放していきましょう。

おもちゃの外箱はその箱に毎回収納して片付けないのであれば、リビングに置いておく必要はありません。何となく取っておいている人が多いのですが、どこにあってもスペースをとってしまうだけなので処分した方がいいです。箱があった方が高く売れるかもしれないと思うかもしれませんが、箱があってもなくても査定価格は数十円しか変わらないそうです……。数十円のために何年も家のスペースをとるのはやめて捨てましょう。

小学生のお子さんで子ども部屋がある場合は、極力自分の部屋に自分のモノを置く習慣を付けていった方がいいです。お子さんには「リビングは家族が快適に過ごす場所で、みんなで使うモノだけを置くようにしていこう」ということを伝えていきましょう。もちろん親自身も自分のモノは、自分の部屋に置くようにしていきたいですね。

<(2)子どもの作品>

子どもの作品をリビングの壁に貼りすぎたり、棚に飾りすぎてしまうとリビングはごちゃごちゃして見えます。壁や冷蔵庫などに作品が点在して飾られていないでしょうか? 子どもの作品は見ていてほほえましいものなのですが、あまりにもたくさん目から入る情報が多すぎると、自分が意識していなくても視覚的なノイズになり、ストレスを感じるようになります。

飾りすぎている場合は一度全て取り除いてみることをおすすめします。そして、作品を飾る範囲を1ヵ所だけに決めて、そこに納まるものだけを飾るようにすると、あちらこちらに貼ってあるよりも部屋がスッキリして見えます。我が家は子どもが作品を持ち帰った時はリビングに飾っています。飾ると子どもは喜んでくれるし、作品について家族で会話もするようになります。ただ、1週間くらいすると子どもの興味はなくなり、作品は景色化するので、写真を撮って手放したり、残しておきたいと思ったものは思い出ボックスに入れて保管しています。作品を取り外しても子どもから何か言われたことはありません(正直気づいていないのだと思います笑)。リビングが子どもの作品でごちゃごちゃしているご家庭は、作品を飾る→景色化したら手放す、または厳選して取っておくを繰り返して循環させていってください。

そして、子どものモノだけではなく、他にも「景観化」しがちなモノが……。詳しくは次回お話ししますね。

7歳、5歳姉妹のママ。大学卒業後、東京都内の中学校教師を4年、地方の中学校教師として8年間の計12年間勤務。 出産後、子育てでモノが増え、一気に汚部屋の住人に。育休明け仕事復帰をしたが、モノの多さとタスクの多さに疲れ果てて、捨て活を開始。片付ける過程や片付けて気づいたことをインスタで発信、2023年退職し、フリーランスに。整理収納アドバイザー1級、クリンネスト1級取得。