藤井聡太王座、開幕2連勝で初防衛に王手 永瀬拓矢九段は王座奪還に赤信号

AI要約

藤井聡太王座と永瀬拓矢九段の第72期王座戦五番勝負の第2局が行われ、藤井王座が123手で勝利し、初防衛に王手をかけた。

藤井王座は2連覇を目指し、永瀬九段は前期の王座奪還を目指すが、1敗を喫してしまった。

藤井王座は初防衛に意識を向けず、第3局に臨みたいとコメントし、永瀬九段は第3局に向けて準備をする意向を示した。

将棋の藤井聡太王座(22)=棋聖・竜王・名人・王位・棋王・王将=に永瀬拓矢九段(32)が挑戦している第72期王座戦五番勝負の第2局が18日、名古屋市中村区で指され、先手の藤井王座が123手で勝ち、開幕2連勝で初防衛に王手をかけた。第3局は30日、京都市東山区で行われる。

藤井王座は今期、王座2連覇が懸かる。一方、永瀬九段は前期に失った王座の奪還を目指すが、1敗もできなくなった。

終局後、藤井王座は「途中まで指したことのある展開だった。お互いにキズを抱えた陣形だったので判断の難しい将棋だった。(初防衛は)意識せず、第3局に臨みたい」、永瀬九段は「本譜の(指し手の)組み合わせは、あまり認識がなかった。一つ一つの形が特殊で、触り方を間違えてしまった気がする。(第3局に向けて)精いっぱい準備をしたいと思う」と、それぞれ語った。