藤井聡太、初防衛にあと1勝 将棋王座戦で2連勝

AI要約

将棋の第72期王座戦5番勝負第2局が行われ、藤井聡太王座が永瀬拓矢九段を下して2勝0敗とし、初防衛に向けて一歩前進した。

藤井王座は過去の戦績を振り返りつつ、永瀬九段との対戦で有利な展開を見せている。

次回の第3局は30日に行われる予定であり、勝者が決定するか注目されている。

 将棋の第72期王座戦5番勝負第2局は18日、名古屋市で指され、先手の藤井聡太王座(22)=竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖との七冠=が123手で挑戦者の永瀬拓矢九段(32)を下して対戦成績を2勝0敗とし、初防衛にあと1勝と迫った。

 藤井王座は昨年の5番勝負で永瀬九段を破り、初の全八冠を独占。今年6月に叡王を失い七冠に後退したが、その後の棋聖戦、王位戦では防衛を続けている。王座奪還を目指す永瀬九段は後がなくなった。第3局は30日に京都市で行われる。

 王座戦5番勝負は持ち時間各5時間。先に3勝した方が王座を獲得する。