大迫力18メートルの龍が練り歩き 清水寺で招福祈願の「青龍会」

AI要約

清水寺で行われた青龍会の様子。伝統的な龍のパフォーマンスに多くの観光客が訪れる。

龍の伝説に基づいて始まった行事で、デザイナーのワダエミさんと京都の職人たちが装束や龍を制作。

観光客からは龍の迫力や伝統的な出来事に感動の声。静岡や名古屋からも訪れる人々。

大迫力18メートルの龍が練り歩き 清水寺で招福祈願の「青龍会」

 全長18メートルの龍が練り歩き、厄除(やくよ)けや招福を祈願する「青龍会(せいりゅうえ)」が15日、清水寺(京都市東山区)であった。海外からも多くの観光客が訪れ、カメラを手に迫力ある龍に見入っていた。

 寺の本尊の化身である龍が、音羽の滝に夜ごと飛来して水を飲むという伝承にちなんだ行事で、2000年から始まった。清水寺門前会などの会員らが四天王や夜叉(やしゃ)神、十六善神などの装束に身を包み、大勢の観光客が見守る中、龍を操りながら境内などを練り歩いた。龍や装束はデザイナーのワダエミさんがデザインし、京都の伝統工芸職人たちの技術で制作されたという。

 静岡と名古屋から観光で訪れた松浦あやかさん(31)と後藤亜季さん(31)は最前列で鑑賞し「龍の迫力を感じた。貴重な機会に出くわすことができて良かった」と話した。【日高沙妃】