「正直これうまいのだろうか」冷たいそばにクーリッシュをかけ、さらにから味噌を…? 富士そばが生んだ“問題作”の味が意外すぎた

AI要約

大手立ちぐいそばチェーン「名代富士そば」がユニークなメニュー開発やコラボ企画で話題に。

今年の夏は暑さを逃れるべく、クーリッシュと甘辛いつゆが絶妙な組み合わせの“冷したぬきそば”が注目を集めている。

アイス研究家のアイデアを基に開発されたこのメニューは、食べてみると意外な美味しさに驚くこと間違いなし。

「正直これうまいのだろうか」冷たいそばにクーリッシュをかけ、さらにから味噌を…? 富士そばが生んだ“問題作”の味が意外すぎた

〈9月でも連日30度超え…話題の“冷やしベーコンそば”と“冷製ラタトゥイユそば”が残暑に最高だった〉 から続く

「名代富士そば」は大手立ちぐいそばチェーンとしてサラリーマンの胃袋を満たしている。最近ではそばをエンジョイしようということで、店舗ごとに店主がメニュー開発したり、漁協や自治体とコラボして新食材を使ったメニューを開発したりと、ユニークな企画が盛りだくさん。

 ドデカいコロッケをのせた「コロッケそば」、沖縄勝連漁業協同組合の「勝連もずく」を使った「もずくそば」のメニューなどを展開し話題になっている。   

 そして今年8月1日から、期間限定でロッテの“飲むアイス”として人気がある「クーリッシュ」と甘辛いつゆがおいしい「冷したぬきそば」とのコラボを一部店舗で始めたという。まさに暑気払いのための一品だ。 

 開発企画広報の工藤寛顕さんに尋ねると、9月30日まで赤坂店で限定販売するという。しかも、「株式会社ゆで太郎システム代表取締役社長の池田智昭さんが試食に赤坂店に来るので是非来てほしい」との連絡が入り食べに行くことになった。

 指定された9月3日午前11時に赤坂店に行くと、テレビでもお馴染みの池田社長がちょうど入店するところだった。工藤さんに手招きされて入店すると、「クーリッシュ冷したぬきそば」(580円)の発案者である「アイスの食べ方研究所」所長でアイス研究家のシズリーナ荒井さんも同席されていた。 

 アイス研究家のシズリーナ荒井さんによると、岐阜県民のソウルフードである「更科」の「冷したぬきそば」にヒントを得たという。

 甘辛いつゆとたぬき(天かす)ときつね(お揚げ)と太めのそばの「冷したぬきそば」にアイスが合うのではないかと閃き、企画を持ち込んで商品化したとのこと。「池田社長に是非とも食べてもらいたかった」という。 

 歓談をしたところでさっそく試食タイムに突入した。赤坂店の店長さんがトレイにのせて運んできてくれた。トレイには「冷したぬきそば」と「クーリッシュ」、そして「から味噌」が並んでいて何とも不思議な光景だ。

 工藤さんに聞くと「クーリッシュはお好みでかけ回して、から味噌などをかけて混ぜるなりしてお好みの食べ方でどうぞ」というアドバイス。 

 池田社長もチャレンジ開始だ。「ゆで太郎でもガリガリ君を販売している店があるけれど、このアイデアは誰も考えつかない。ユニークすぎるねえ」といいながら神妙な顔つきでクーリッシュをそばにニュルニュルとかけ回している。 

「しかし正直これうまいのだろうか…」そんな言葉が脳裏をよぎったに違いない。池田社長はおもむろに混ぜて箸でがっつりとそばをつかんで豪快に食べ始めた。

 さて池田社長の食べる前と食べた後のビフォー・アフターの表情をご覧ください。