高岡亮寛が劇的な逃げ切りで念願の初優勝!|グランフォンド世界選手権

AI要約

グランフォンド世界選手権のロードレースグランフォンド男子45-49歳の部で、高岡亮寛が初優勝を果たした。

グランフォンド世界選手権はアマチュアサイクリストにとっての「世界一」を決める大会であり、高い競技力を持つ選手が集結する。

高岡は熱戦を制して優勝し、ついに念願の頂点に立った。

高岡亮寛が劇的な逃げ切りで念願の初優勝!|グランフォンド世界選手権

9月1日、デンマーク・オールボーで開催されたグランフォンド世界選手権のロードレースグランフォンド男子45-49歳の部で、高岡亮寛が見事に初優勝を果たした。この勝利は、6回目の挑戦となる高岡にとって、まさに念願の達成だった。

グランフォンド世界選手権は、アマチュアサイクリストにとっての「世界一」を決める場であり、2016年に初開催された比較的新しい大会だ。この大会は、年間を通じて世界各地で開催される「グランフォンドワールドシリーズ」で一定の成績を収めた選手たちが出場権を得て集結する。アマチュアレースでありながら、出場者は非常に高いレベルの競技力を持ち、エリートレースさながらの熱戦が繰り広げられる。

今年の大会は、8月29日から9月1日にかけて、デンマークのオールボーで開催された。大会は、チームリレーから始まり、個人タイムトライアル、そしてメインイベントであるロードレースという構成で行われた。さらに、2026年には日本の北海道・ニセコでの開催が決定しており、今後ますます注目を集めることが予想される。

グランフォンドロードレースのコースはオールボーをスタート&ゴール地点とする全長152。9km。若き日のヨナス・ヴィンゲゴーやミケル・ヴァルグレンなども走っていたこの地域は大きな登りこそないが、細かなアップダウンが続き、総獲得標高は1326mというタフなコースだ。高岡が参加した、ロードレースグランフォンド男子45-49歳の部には世界中から集まった281名の選手が挑んだ。

高岡は最後尾からのスタートとなったが、わずか10分で集団の先頭に浮上。その後、細い道でのスピード変動を嫌って自ら先頭でペースを上げた結果、集団から1人飛び出し、長い一人旅が始まった。

130km以上もの距離を単独で逃げ切るという壮絶なレースを展開した高岡は、最後までそのリードを守り切り、集団に約1分半の差をつけての単独でゴールした。この結果、過去3度の表彰台を経験している高岡は、ついにその頂点に立った。

1位:高岡亮寛(日本) – 3時間41分13秒

2位:デイブ・ブリュイランツ(ベルギー) +1分32秒

3位:イゴール・ザネッティ(イタリア) 同タイム。

写真◎森廣真奈