夏のコーデは足元がカギ。コンバース オールスターの意匠を踏襲したスニーカーで格上げ!

AI要約

暑い夏のコーディネートは、マンネリ化しがち。それを打破する解決策として、足元を新しくすることが効果的。

東京のスニーカーショップを訪れたスタイリストが、オールスター クップ ローファーを取り上げ、ワントーンコーデに格上げするポイントを紹介。

キルトタッセル付きスニーカーは、クラシックなデザインがトレンドとして再注目されている。

夏のコーデは足元がカギ。コンバース オールスターの意匠を踏襲したスニーカーで格上げ!

暑い夏のコーディネートは、どうしてもマンネリ化しがち。それを打破する解決策を今回は取り上げてみたいと思います。その答えのひとつが、足元。シューズを新しくするのもありです。

もちろん、アクセサリーなどでコーデを盛る方法もありますが、普段のコーデをパッと変えたいなら、ここをバージョンアップするのがいちばん効果的。

今回の指南役は、東京のキャットストリート(原宿と渋谷を結ぶ遊歩道)沿いにあるスニーカーショップ「ホワイトアトリエ バイ コンバース」の工藤 達さん。ちなみにこのショップは、名前にあるようにコンバースのシューズ直営店でカスタマイズスペースがあるのが特徴。

「今日のコーデは、ポロシャツとパンツをブラックにしたモードスタイルをスニーカーでアレンジしてみました。5月末に発売されたオールスター クップ ローファーのサンドベージュを選んだのですが、このデザインは一見モードスタイルには合わないのでは?という先入観を持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、そんなことはありません。キルト(タッセル付き)と呼ばれるパーツが付いているのですが、ここがアクセントになってワントーンコーデを格上げしてくれます」と工藤さんのレクチャー。

アップで見るとこんな感じで、シューズの甲の部分にひだ飾りが入ったパーツと房飾りが付いています。これが靴業界では、キルトタッセルと呼ばれています。

なかでもキルトはイギリスのクラシックな靴にあしらわれたものがルーツとされていて、今でもゴルフシューズなどではよく見かけるデザイン。砂や泥が靴の中に入らないようにするために付けられていたものですが、今はトレンドのデザインとして再注目されています。

上からこのシューズを見ていると、レザーソール系と勘違いする方がいるかもしれませんが、実はソールは、コンバース オールスターの意匠を踏襲したラバーソールを採用。最近人気急上昇中のローファーデザインのスニーカーです。

「ポロシャツ、パンツをブラックにした場合は、シューズも同じ色にするのが王道ですが、今回はその真逆。夏のスタイリングでは、足元にポイントをつくるのが私のこだわりです」と、工藤さんがおっしゃるように、シューズのチョイス次第で普段のコーデも格上げされるのが今回よくわかりました。

問/コンバースインフォメーションセンター 0120-819-217

https://converse.co.jp/

Photograph & Text:Yoichi Onishi

大西陽一

数々の雑誌や広告で活躍するスタイリスト。ピッティやミラノコレクションに通い、日本人でもまねできるリアリティーや、さりげなくセンスが光る着こなしを求めたトレンドウオッチを続ける。