カピバラが棒をくわえてクルクル…見事な棒回し 飼育員も驚くレアな瞬間は“歯磨き” 東京・文京区「アニタッチ東京ドームシティ」
ふれあい動物園でカピバラが棒を回す姿が撮影される
歯をお手入れするために棒を回すカピバラの珍しい行動
カピバラが棒を回す際の背景や理由について取材
東京・文京区にあるふれあい動物園「アニタッチ東京ドームシティ」で、まるでバトントワリングのように口でクルクルと棒を回すカピバラの姿がカメラに捉えられた。飼育員によれば、この行動は歯をお手入れするためだが、ここまで見事な“棒回し”をするのは珍しいという。
口で棒をくわえ、クルクルと回すカピバラ。まるでバトントワリングをしているように、約10秒間、棒を落とすことなく回し続けた。
2年ほど前からカピバラを撮影する“カピ活”を行っているという撮影者は、「これは見たことがなかったので、面白いなと思いました。器用ですね。自分が手でやろうと思っても落としてしまうと思います」と話す。
なぜカピバラは棒を回していたのか。その謎を解き明かすべく、取材班は撮影された現場へ向かった。
“棒回し”をしていたのは、リンスちゃん。取材時はまったりお風呂中だった。
この日も動画と同じように木の棒をくわえたが、回すことはなく少しかじると、その場に落としてしまった。
アニタッチ東京ドームシティの店長・滝口優さんによれば、クルクルと棒を回していたのは遊んでいたわけではないという。
「実はあれ、歯磨きをしておりまして、カピバラたちは生きている間ずっと歯が伸び続ける生き物なので、自分でお手入れをしている瞬間だと思います」
なんと、木の棒をかじって歯磨きをしているときに偶然起きたスゴ技だったのだ。
どのくらいの頻度で“棒回し”をするのか滝口さんにうかがうと…。
「棒をくわえることは多々あるが、あの動画みたいに上手にクルクル回しているものではない。レアな瞬間ですね」
毎日世話をしている飼育員ですら、なかなか見ることのない貴重な瞬間だったようだ。
(「イット!」 8月26日放送より)