「仕事ぶりも子どもと過ごす時間も全てが愛しい」 結婚して10年、互いの尊敬と愛情より強く

AI要約

夫32歳、妻31歳で結婚し、9歳、6歳、4歳の子どもと5人暮らし。出会いはレストランで、結婚までの道のりは意気投合し、妊娠を機に結婚。家事や家計の分担は明確なルールはなく、できる範囲で担当。休日は夫が料理をする。夫はレストランオーナーシェフ、妻はヨガスタジオ主宰。

妻は京都女子大学でヨガに出会い、独立して自身のスタジオを経営。料理好きで、ヨガセッション後にはブランチも振る舞う。夫の料理に感銘を受け、二人で店を立ち上げた。子どもと過ごす時間や畑での家族の時間を大切にし、和やかな関係を築いている。

彼女は彼の仕事ぶりや家族との時間を愛し、今後の未来を楽しみにしている。お互いに愛情と尊重を持ち、お互いを支え合う関係を築いている夫婦で、将来の楽しみを共有している。

「仕事ぶりも子どもと過ごす時間も全てが愛しい」 結婚して10年、互いの尊敬と愛情より強く

 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2024年9月2日号では、ヨガスタジオ「Studio monk」主宰の今井えり奈さんとレストラン「monk」オーナーシェフの今井義浩さん夫婦について取り上げました。

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夫32歳、妻31歳で結婚、9歳、6歳、4歳の子どもと5人暮らし。

【出会いは?】夫がシェフをしていたレストランに妻が来店。その後、通っていたヨガスタジオで再会。

【結婚までの道のりは?】二人で会うようになって意気投合し、付き合うように。妊娠を機に結婚。

【家事や家計の分担は?】明確なルールは作っていないが、家事育児全般の多くを妻が担当。休みの日は夫が料理をする。できることをできる方がするのが基本。家計は分けていない。

妻 今井えり奈[41]ヨガスタジオ「Studio monk」主宰

いまい・えりな◆1983年、京都府の最北部、京丹後市生まれ。京都女子大学時代にヨガに出会う。アウトドアフィットネスクラブのマネジャーを経て独立。Enaとして活動する。料理好きで、スタジオでは月に一度、ヨガのセッション後にブランチを振る舞う

 私は小さい頃は野山を駆け回って遊んでいました。彼がシェフをしていたお店に初めて行ったとき、野草たちがちりばめられているお皿を見て、草原の匂いや、駆け回っていた幼い私の姿が一気に蘇ってきた。そんな風景を料理にできる彼の感性が素敵だなと思ったんです。

 結婚当初は仕事もお金もなかったけど、なぜか「絶対うまくいく」という自信がありました。長女の誕生と店の開店がほぼ同時。「私は娘を守るから、あなたは店を守って」という感じで「二人でやっていこう」というチームの結束力が強くなった気がします。

 レストラン2階がヨガスタジオで、週末は最近始めた畑に家族で行くのでほぼいつも一緒にいます。彼の仕事ぶりも、子どもと過ごしている時間も全てが愛しい。どんどん彼のことが好きになっています。けんかをしたこともなくて、いつもフラットな彼が私の軸。おじいちゃんおばあちゃんになった時はどんなふうになっているのかな。その景色を見られるのが楽しみです。