藤井聡太王位vs渡辺明九段、王位戦第5局2日目の昼食はともに『うどん』を注文

AI要約

将棋の藤井聡太王位と渡辺明九段の第65期王位戦7番勝負第5局が熱戦中。

序盤から難しい攻防が続く中、昼食休憩を挟んで対局が続く。

藤井王位は防衛に成功すれば2つ目の永世称号の資格を得る可能性がある。

藤井聡太王位vs渡辺明九段、王位戦第5局2日目の昼食はともに『うどん』を注文

 将棋の藤井聡太王位(22)=竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖との七冠=に渡辺明九段(40)が挑む第65期王位戦7番勝負第5局は2日目の対局が28日、神戸市の中の坊瑞苑で指され、後手の渡辺九段が64手目を考慮中に午後0時30分となり、昼食休憩に入った。持ち時間8時間のうちここまでの消費は藤井王位が5時間22分、渡辺九段が5時間32分。本局は同日夜までに決着の見込み。

 3勝1敗と防衛に王手をかけている藤井王位が序盤から右側の銀を進出させて駒の交換が激しく行われる展開となった本局。2日目午前は渡辺九段が58手目に66分を費やすと、藤井王位も61手目に47分をかけるなど、難しい中盤の攻防が繰り広げられた。昼食は藤井王位が「鱧(ハモ)と夏野菜の天麩羅うどん」、渡辺九段は「神戸牛肉うどん膳」を選んだ。

 藤井王位は防衛に成功すれば連続5期獲得となり、棋聖位に続いて2つ目の永世称号の資格を得る。両者のこれまでの対局は藤井王位の23勝5敗。タイトル戦では6度目の顔合わせで過去は藤井王位から見て奪取4、防衛1。直近は昨年の名人戦で4連覇を狙った渡辺名人から藤井六冠(いずれも当時)が4勝1敗で奪取した。