「ジェットコースターに乗るだけ」で1500万円以上を稼ぐ、高所恐怖症の男性が話題に…130種を制覇

AI要約

元高所恐怖症で乗り物嫌いだったイギリス人男性が、テーマパークの魅力に取りつかれ、プロ・ジェットコースター・ライダーになった。

新型コロナウィルスのロックダウン中に自宅でテーマパークのビデオを見て癒しを見出し、再びジェットコースターに挑戦。その後は数々のアトラクションを巡り収入を得るまでに成長。

ジェットコースター体験をYouTubeで共有し、活動の場を広げ、今では130種以上のジェットコースターを制覇。恐怖に打ち勝ち成功を掴んだ彼は、他の人にも挑戦を促している。

「ジェットコースターに乗るだけ」で1500万円以上を稼ぐ、高所恐怖症の男性が話題に…130種を制覇

高所恐怖症で乗り物嫌いだったというイギリス人男性が、テーマパークの魅力に取りつかれ、プロ・ジェットコースター・ライダーに転身した。立ち上げたYouTubeチャンネルで紹介する様々なジェットコースター体験が人気を呼び、収入は6桁越え(約1500万円以上)。本人いわく、“夢のような生活”だという。

というテーマパークに行ったエバンスさんは、ジェットコースターを初体験。しかし、その時の怖さがトラウマとなり、以後遊園地の乗り物を避けるようになった。

ところが、新型コロナウィルスのパンデミック中に、転機が訪れる。ロックダウンで外出できない間、エバンスさんはテーマパークのビデオを見ることに慰めを見出し、現実から逃避できるという効果を認識したという。

テーマパークの世界にすっかり引き込まれたエバンスさんは、めまい症で片頭痛持ちだったにも関わらず、修学旅行以来乗っていなかったジェットコースターに再挑戦することを決意。2021年5月に再びオールトン・タワーズを訪れ、人気の逆さ吊りコースターに6時間で64回乗り、パーク記録を樹立した。これには友人も家族も驚き、本人も大きな達成感を得たという。

ニューヨーク・ポスト紙によれば、再挑戦以来、エバンスさんはイギリス中のテーマパークを訪れ、ジェットコースターに乗ってきた。今では海外にも活動の場を広げ、これまでに約50のテーマパークで、130種ほどのジェットコースターを制覇している。持病のめまい症も、挑戦を続けるうちに、症状が悪化することはないと気付いたそうだ。

必ず事前に研究してからジェットコースターに乗るというエバンスさんだが、いざ乗ろうとすると恐怖心が襲ってくると話す。頭で考えているともっと怖くなるため、「落ち着け、大丈夫だ」と自分自身と心の中で対話し、精神的な準備をすることを心掛けているという。

エバンスさんは、自身のジェットコースター体験を記録しようと、『Lift Hills and Thrills』というYouTubeチャンネルを立ち上げた。チャンネルは大きな成長を遂げ、現在では登録者数2万人以上、再生回数720万回を誇る。トップビデオは約70万回再生され4000ドル(約58万円)を稼ぎ出した。ミラー紙によれば、今後もビジネス拡大が見込まれるという。

朝9時から深夜3時まで働くエバンスさんだが、アトラクションについて書いたり、ビデオを撮ったりすることを仕事だと感じることはなく、むしろ自分は「夢を生きている」と話している。好きなことをして6桁越えの収入を得ている現状は、とてもラッキーだと感じているようだ。

最近はオランダや中東のアブダビにも足を延ばし、今後はフロリダやシンガポールにも行く予定だという。高所恐怖症やめまい症を克服し、プロ・ジェットコースター乗りとしての成功を掴んだエバンスさんは、他の人も必ず恐怖に打ち勝ち、乗り越えることができると、励ましの言葉を送っている。