国際地理オリンピック、灘高生ら2名が銅メダルを受賞

AI要約

2024年8月19~24日にアイルランドで開催された第20回国際地理オリンピックで、日本代表の灘高校と広島学院高校の生徒2名が銅メダルを受賞。試験は3種目で行われ、出題や解答は全て英語で行われる。

灘高校の石井智貴さんと広島学院高校の井上尚多朗さんが2名とも銅メダルを獲得し、文部科学省から大臣表彰が贈られることが発表された。

次回の代表選考を兼ねた第19回科学地理オリンピック日本選手権は2024年12月にオンラインで開催される予定。募集期間は9月から11月まで。

国際地理オリンピック、灘高生ら2名が銅メダルを受賞

 第20回となる国際地理オリンピックが2024年8月19~24日、アイルランドにて開催され、日本代表として参加した灘高校と広島学院高校の生徒2名が銅メダルを受賞した。

 国際地理オリンピックは、1965年、エストニアの大学生が企画した「環バルト海地理競技会」がルーツの「地理力」を競うオリンピック。試験は「記述」「マルチメディア」「フィールドワーク」の3種目で、出題、解答を含め、進行すべてが英語のみで行われる。第1回大会は1996年にオランダで開催。日本は、2008年から参加を開始し、毎年4名の選手を派遣している。

 第20回国際地理オリンピックは8月19~24日(日本時間)、アイルランドのダブリンにて開催され、46か国・地域から183名が参加した。日本からは、灘高校(兵庫県)3年の石井智貴さん、広島学院高校(広島県)3年の井上尚多朗さん、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校(神奈川県)3年の佐竹凛太郎さん、浅野高校(神奈川県)3年の守田一馬さんの4名が参加。前年度に引き続き、2度目の代表として参加した石井さんと井上さんの2名が銅メダルを受賞した。

 今回の成績を踏まえ、文部科学省は8月27日、銅メダルを受賞した石井さんと井上さんに文部科学大臣表彰、佐竹さんと守田さんには文部科学大臣特別賞を贈呈すると発表した。

 次回の国際地理オリンピックの代表選手選考を兼ねた「第19回科学地理オリンピック日本選手権」の1次選抜は、2024年12月14日にオンラインで開催される。問題の約2割は英語による出題で、紙媒体の辞書のみ持ち込みできる。募集期間は、9月1日~11月15日で、詳細は国際地理オリンピック日本委員会のWebサイトで公開される。