自信の作文→先生は「こっからクセェ…!!」と仰天評価、 盛りすぎた美談は見透かされていた?創作家となった今も思い出す英語教師の言葉【作者に聞いた】

AI要約

かっぴー(@nora_ito)さんが、高校生時代の英語教師から受けたアドバイスについて描いた漫画が話題。指摘された「格好つけて盛り過ぎた」という点が、現在の作品に影響を与えている。

かっぴーさんは、漫画を通して読者に「考える余白」や「余韻」を与えることを大切にしている。先生から学んだアドバイスが、作品の魅力に繋がっている。

読者にとって余韻を楽しめる作品創りを心掛けるかっぴーさんの姿勢に、多くのファンから支持が集まっている。

自信の作文→先生は「こっからクセェ…!!」と仰天評価、 盛りすぎた美談は見透かされていた?創作家となった今も思い出す英語教師の言葉【作者に聞いた】

「左ききのエレン」や「おしゃ家ソムリエおしゃ子」など映像化もされた人気作を手掛けてきたかっぴー(@nora_ito)さんが、自身の体験を元に描いた漫画「マンガを描く度に思い出すアドバイス」。かっぴーさんが高校生の頃、英語教師から告げられたやや辛らつながらも愛のあるアドバイスには、読者から大きな反響が寄せられた。本作について、かっぴーさんに話を伺った。

■「心にもないこと」は感動を生まない。先生にはお見通しだった!

自身の漫画作品がアニメ化やドラマ化されたり、他の作家の作品の原作者として関わるなど、さまざまな活躍を見せるかっぴーさん。本作を描いたきっかけについて伺うと、「漫画の中でも書いた通り、度々思い出す印象的なエピソードだったので、描いてみようと思いました」と語ってくれた。

高校生のかっぴーさんが「格好つけて盛り過ぎた」「こう読んで欲しい…と決め過ぎだった」と気付かされた、先生からの鋭い指摘。その言葉は、その後のかっぴーさんにどんな影響を与えたのだろうか。

かっぴーさんは「起承転結は基本なので、それがいけないとは思っていません。ただ、漫画は読者がそれぞれのペースで楽しめる自由な媒体なので、何でもかんでもページをめくると答えがすぐあるというのは、もったいないなと思っています。読者に余韻というか、飲み込む時間を与えたいときに、この方法を使っています」と、先生のアドバイスが現在の創作活動に生かされていることを明かしてくれた。

全てを描き切るのではなく、読者に「考える余白」や「余韻」を与えることが、かっぴーさんの作品の魅力に繋がっているのだろう。かっぴーさんの原点となっている、興味深いエピソードだ。

英語教師の言葉に、あなたなら何を感じるか…。漫画を読んで受け止めてみてほしい。

取材協力:かっぴー(@nora_ito)