王道を超えた“癖強(クセツヨ)”ラグランTはいかが?

AI要約

王道の要素に一味加えたものが、どんなジャンルでも永遠のテーマである。アパレルブランドや俳優が王道からどう脱却し個性を示すか、その過程には共通点がある。

二枚目から大物俳優への道を歩むディカプリオの成功例を挙げながら、王道を超えた個性を形成する過程を考察する。

今回紹介されたラグランTシャツも、王道のデザインに少しずつ個性を取り入れることで、特別な魅力を持つ。個性の導入は、王道を超えた新たな可能性を切り開く一歩となる。

王道を超えた“癖強(クセツヨ)”ラグランTはいかが?

王道だけどひと癖あるもの。実はこれってどんなジャンルにおいても、永遠のテーマなんじゃないかって思わない? アパレルブランドは、愛され続ける“王道のロゴ”を、伝統は重んじながら、いかにモダナイズするか。ハリウッド俳優は、“王道の二枚目”からいかに脱却するかで、大物俳優への道が開ける。

たとえば、二枚目の青年ディカプリオがこんなにまで、“癖強(クセツヨ)”大物俳優になるって、誰が想像できた!? もちろん、演技には定評があったけれど。『ギャング・オブ・ニューヨーク』? 『ジャンゴ 繋がれざる者』? どのタイミングで“王道”を抜け出し、確固たる個性を世に放つようになったのか。その答えのヒントが、今回紹介するラグランTシャツにある。

作りはまさに“王道”。7分袖にすることで、スポーティな印象を強調し、裾のラウンドカットの切りっぱなしも古着のようなデザインで個性的だ。なるほど、王道の中に、少しずつ“個性”を取り入れることで、徐々に“癖”を持ちはじめる、ということか。レオ様が作品を追うごとに、“なにを演じても本人”という評価から脱却し、王道を超えた“癖強(クセツヨ)”俳優になったように。というのはちょっと考えすぎだろうか!?

※雑誌『Safari』9月号より