持ち運びできる1冊で全国の鉄道まるわかり!編集担当者にこだわりポイントと「推し鉄」を聞いてみた!
小学館の図鑑NEO POCKETシリーズには、鉄道が登場し、650種類の車両が収録されている。地元の駅の列車も含まれており、鉄道に興味を持つ子どもからファミリーまで幅広い層に楽しめる内容となっている。
表紙にはE8系つばさが採用され、裏話や撮影の苦労話など、鉄道好きにはたまらない情報も含まれている。
さくいんから鉄道用語解説まで充実した内容で、知識を深めながら鉄道を身近に感じることができる。家族で楽しめる一冊となっている。
累計発行部数1500万部を超える「小学館の図鑑NEO」の持ち運びに便利なポケット版「小学館の図鑑 NEO POCKET」シリーズ。今回鉄道好きのファミリー待望の「鉄道」が登場しました。ポケットサイズでありながら収録車両は約650種類!鉄道旅行のお供にもぴったりのサイズで早くも大人気の1冊となっています。
さっそく担当編集者である廣野篤さんに、こだわりや撮影の苦労話まで、鉄道好きにはたまらない裏話をたっぷり伺いました。
――作成に当たり、特にこだわった点を教えてください。
誰にでも手に取ってもらいやすい入り口にこだわりました。まずは全国の子どもたちが、地元の駅で見られる鉄道が全て載っている図鑑を目標として取りかかりました。
――このサイズで650種類もの車両が収録されているのは驚きました。「鉄道会社を代表する1両」だけではなく、「地元の駅でいつも見ている列車」も掲載されているのはうれしいですね。
保護者の方の中には「鉄道に全然興味がないのに、子どもが鉄道大好きになってしまった。でも新幹線の名前すらわからない」という方もいらっしゃると思います。
そんな方でも手に取りやすい内容で、鉄道デビューしたばかりのキッズから鉄道好きのファミリーまで、詳しく正しい情報を得られることにこだわっています。親子で一緒に実物と見比べて、鉄道への興味を深めてもらえたらと思います。
――表紙もデビューしたばかりであまり見かけないE8系が目を引きます。
表紙にはおそらく鉄道図鑑で初めてであろう、E8系つばさを採用しました。ちょっとしたチャレンジだったのですが、気に入ってもらえたらうれしいです。
――E8系は美しいパープルに映える紅花イエローのラインがキレイですね。実際にこの車両に乗って山形に行ってみたい!という子どもたちも増えるかもしれません。
とにかく掲載されている車両の数には驚かれると思います。有名な新幹線・特急だけでなく、全国各地のいわゆるローカル線や貨物列車、モノレールやケーブルカーまで網羅しています。国土交通省に届出をしている鉄軌道事業者一覧に名前がある鉄道会社は、ほぼ全部載っていると言っても問題ないと思います。
――人口の多い地域だけでなく、全国を網羅されているのも感動しました。さくいんもまさかの0から始まる「系」表示でとてもわかりやすいです。
名前がわからない列車でも調べやすいようJRや私鉄、さらには地域別からも探しやすく分類しています。子どもたちはまず列車名より先に鉄道会社の名前を覚えると思うので、特にローカル線では会社名で分類しています。
――主な路線名だけでなく、ドアの数や基本編成、座席の形状や車両の長さまで(笑)、子どもが興味を持ちそうな情報がもれなく掲載されていることに感動します。
子どもたちが初めて聞く言葉や「あれは何?」と興味を持った時に調べられるよう、鉄道用語解説も掲載しています。家族で知識を深められたら、鉄道がより身近なものになると思います。