山村国際が徹底的にそろえた演技で決勝進出 高校ダンス部選手権スモールクラス準決勝

AI要約

第17回日本高校ダンス部選手権(スーパーカップダンススタジアム)全国準決勝大会がパシフィコ横浜で開催され、山村国際が全国決勝大会に進出

武南は「ワラビーボーイズ」として7回連続出場し、ブレイキンチームでエンターテインメントを提供

東野は「ストリートバスケ」をコンセプトにヒップホップダンスで会場を魅了

山村国際が徹底的にそろえた演技で決勝進出 高校ダンス部選手権スモールクラス準決勝

パシフィコ横浜(横浜市西区)で15日開催された第17回日本高校ダンス部選手権(スーパーカップダンススタジアム)全国準決勝大会のスモールクラス(2~12人)に、埼玉県内からは関東・甲信越大会を勝ち抜いた山村国際、武南、東野が出場。山村国際が9月1日に日本工学院アリーナ(東京都大田区)で行われる全国決勝大会に進出する。

一昨年の覇者、山村国際は、コーチから徹底的にたたきこまれたシンクロするジャズダンスの動きをふんだんに取り入れた。真っ赤な衣装をまとった10人が「カルメン」をコンセプトに、同曲を情熱的に舞い大人の空気感を演出した。ダンスリーダー、2年、中丸由渚さん(16)は「強みはダンスを徹底的にそろえること。ラストのサビで盛り上げられました」とやり切った表情をみせた。

蕨市にあることから「ワラビーボーイズ」の愛称で知られる7回連続出場の武南は、男子11人と女子1人のブレイキンチームで構成。「お客さんを楽しませる」をモットーに、ブレークビーツやラップ調のダンスを披露。また、迫力のあるソロの回転技に全体で組体操のような動きを取り入れるなど多彩な表現で会場を沸かせた。

チームの振付担当、3年、佐久間柊夷さん(18)は「自分たちの持ち味を出せた。お客さんも笑顔にできた」と満足した様子だった。

2年ぶりに臨んだ東野は「ストリートバスケ」をコンセプトに6人が息の合ったヒップホップダンスで会場を魅了した。白一点の部長、3年、細川要さん(17)は「音はめとタイミングがうまくできました」と笑顔をみせた。