「前世で結ばれている」と思うほど心を許した親友と夫が不倫していた…二児を持つ30代母親が味わった「壮絶体験」

AI要約

主婦のむーみーさんが、親友と夫の不倫によって幸福な家庭が崩壊する様子を描いた実話漫画のエピソード。

むーみーさんは親友の裏切りに直面し、夫との関係に亀裂が入るきっかけとなる出来事について語る。

夫と親友に同時に裏切られ、悲しみや怒りを抱えながらも、多くの読者からの共感と励ましを受ける中で前向きな気持ちに変わっていくむーみーさんの心情。

「前世で結ばれている」と思うほど心を許した親友と夫が不倫していた…二児を持つ30代母親が味わった「壮絶体験」

夫とともにコーヒー屋を営み、二人の子供に恵まれ夫婦円満に過ごしていたむーみーさん。ところが、ある1人の「魔性の女」の出現により、幸福だった家族が壊れ始める……。その女はなんと、自身の親友だった。

むーみーさんが原作をつとめた『優しい顔をした親友は、夫と不倫して私の家に入り込んできた。』(著:魚田コットン)は、普通の主婦を襲った壮絶な体験を描くノンフィクション作品だ。

今回、むーみーさんは自身の体験を漫画化した理由をこう明かす。

「今回、思いがけず漫画化のお話をいただいたことで、不倫されて辛かった思い出がどんどん成仏していく感じがありました。何より、いま不倫されて苦しい思いをしているという読者から『いつかは自分も幸せになれるかもしれないと希望をもらった』と感謝されることも多く、お話を受けて良かったなと思います」

本稿では、かつて夫婦の間に決定的な亀裂が入ってしまうきっかけとなった、あるエピソードを紹介する。

第3話は、むーみーさんが自身の親友・マコと夫・やぐるの関係性の変化に気付く場面から始まる。

もともと二人が親友になったきっかけは、マコがむーみーさん夫妻の店でアルバイトとして働き始めたことだった。同じ幼稚園に通う子供がいるという共通点もあり、美人で気が利き、相談事にも親身に乗ってくれるマコに、むーみーさんはすぐ打ち解ける。

「それこそ、私たちは前世で結ばれていたんじゃないかと思うぐらい、彼女にはすごく心を許していたんです。知り合ってからはいつも私の味方をしてくれていました」(むーみーさん)

ところが、店で働くうちに、徐々に夫とマコの距離感が近すぎるのではないかと不信感が生まれ始める。そんな中、むーみーさんは友人の結婚式に出席するため3日ほど家を空けることになった。

東京に帰ると、空港まで迎えにきた夫に、なぜかマコも一緒についてきていた。しかも彼女はやぐるの服を着ていたのだ。訝しむマコに、やぐるは店の手伝いで服が汚れたから貸したんだと、目も合わせずに嫌味を言い放つ。

空港からの帰り、やぐるはマコに助手席に座るように頼むと、むーみーさんのことを歯牙にもかけず、二人で楽しく会話し始める。

むーみーさんは後部座席からその様子を見ながら、「私は何を見せられてるんだろう……最近やぐるくんとこんな風に会話してないな……」と一人ショックを受ける。

この日をきっかけに、むーみーさんは、夫が親友のマコに心を奪われていることを確信したのだった。親友だったマコの裏切りを、むーみーさんはこう回想する。

「夫の浮気が分かったときは、頭の中がもうぐちゃぐちゃでしたね。怒りよりも、どちらかといえば悲しみが大きかった。あまりにも辛すぎて『消えたい』という感情にさえなりました。

のちに彼女が夫と不倫したことを責めたことがあります。ただ、その時は『むーみーちゃんの心の傷が癒えるまで一緒にいるから』と言いくるめられてしまい……。いま考えると本当におかしいんですけどね。でも、彼女の寄り添ってくれる感じには全然噓がなかったんです。今、会ったらまた取り込まれちゃうんじゃないかと心配です(笑)」

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【つづきを読む】「関係を持ったよ」「アイツも俺と結婚したがっている」...夫と親友に同時に裏切られ、二児の母が絶句した「身勝手すぎる言い分」