ワピチなど草食動物の赤ちゃん続々誕生 富士サファリパーク

AI要約

富士サファリパークでブラックバック、ワピチ、ダマジカの赤ちゃんが生まれ、それぞれ順調に成長している。

ブラックバックは南アジアの平原に生息するウシ科の動物で、母親や群れと一緒に一般草食ゾーンで見られる。

ワピチとダマジカは北米やヨーロッパの森林地帯に生息するシカ科の動物で、山岳草食ゾーンで見ることができる。赤ちゃんは鹿の子模様の白い斑点が特徴。

ワピチなど草食動物の赤ちゃん続々誕生 富士サファリパーク

 富士サファリパーク(静岡県裾野市)で5月下旬~6月にかけ、草食動物の赤ちゃんが続々と生まれた。誕生したのはブラックバック、ワピチ、ダマジカの赤ちゃん。それぞれ順調に育ち、母親と一緒にいる姿などを草食ゾーンで見ることができる。

 ブラックバックは南アジアの平原や半砂漠地帯が生息地のウシ科の動物。6月10日に雌の赤ちゃん1頭が生まれた。一般草食ゾーンで母親や群れの仲間と一緒に移動する姿が見られる。

 ワピチは北米やロシアの森林地帯が生息地のシカ科の動物で、成獣になると体長1・5~2・5メートルになり、シカの仲間ではヘラジカに次いで2番目に大きい。5月23日~6月15日に雄3頭と雌4頭の計7頭が生まれた。赤ちゃんの間だけ鹿(か)の子(こ)模様の白い斑点があるのが特徴。山岳草食ゾーンで公開されている。

 ダマジカはヨーロッパの森林や草原に生息するシカ科の動物。6月8日~15日に雄3頭と雌7頭の計10頭が次々と生まれた。ワピチと同様に山岳草食ゾーンで見られる。【石川宏】