家族で散歩をしながら被災シミュレーション! マイ"防災マップ"を作るポイントとは?

AI要約

未来防災課の斎藤さんファミリーが、家族で被災シミュレーションを行う活動を紹介。

家族が祖母の住む地域で防災マップを作成しながら避難場所を確認。

子供と一緒に行うぼうさい散歩で、地震や災害に備えた避難訓練を行っている。

家族で散歩をしながら被災シミュレーション! マイ"防災マップ"を作るポイントとは?

災害への備えとしてとても有効なのが、居住地域を中心とした防災マップ作り。今回紹介するのは防災メディアを立ち上げた斎藤さんファミリーによる、散歩しながらの被災シミュレーションだ。

◆未来防災課 斎藤啓之さんファミリー

普段は損害保険の代理店を経営。東日本大震災で災害の怖さを実感し、未来防災課を立ち上げた。今回は妻の歩実さん、長女の悠月ちゃん、次女の陽菜乃ちゃんと一緒に馴染みのある祖母の街(東京都品川区)を探索!

◆What is 未来防災課

東日本大震災を機に立ち上げた防災webメディアで、防災士の斎藤さんと、カレーを愛する竹中さんが運営。ぼうさい散歩や被災者にインタビューした防災知識を届ける。

◆未来防災課ファミリーが行く!

“ぼうさい散歩”この聞き慣れないワード、知ってますか?

「いろんな街に行って、“被災したらどこに逃げるか”を考え、散歩しながら、その街の避難方法を検証するんです」

 

と話すのは、’15年からこの活動を続けている、未来防災課の斎藤さん。普段は何も見ず、動物的勘を働かせて歩き回り、最後に街の防災マップを広げて答え合わせをしている。今回は、家族で家の近所のぼうさい散歩に挑戦し、防災マップを作ることに。

「子供には何もないとハードルが高いので、地図を見ながら、避難しようと思います」

 

今回家族を率いるのは小学1年生(3月当初)の悠月ちゃん。

父「いま、ここにいるよ。地震がきた! どこに逃げる?」

 

地図を見て考える悠月ちゃん。

娘「駅! 家に帰るでしょ?」

父「災害が起きると、まず駅に向かう人が多いから、行き交う人でパニックになるんだよ。家に帰るよりも、まずは安全な場所に避難することが大事」

娘「じゃあ、ここ」

 

悠月ちゃんが指さしたのは、大きな緑のマーク。公園だ。

父「それじゃ行ってみよう」

 

狭い道を避け、なるべく広い道を通って進んでいく。

父「この道は?」

娘「なんか、壁が高くて怖い」

父「学校があるけど寄る?」

娘「ガラスの窓がいっぱい…」

父「落ちてくる危険があるね」

 

危険ポイントをチェックしては、地図に書き込んでいく悠月ちゃん。1㎞ほどの道のりだったが、ゴールの公園まで1時間ほどかかった。

父「ここが避難場所。ここで安全を確認したら、次は避難所の小学校まで戻ってみようか」

娘「普段は危ないものないって思ってたけど、地震が来るといっぱいあるんだね」

 

次の休日に子供とご近所ぼうさい散歩、試してみませんか?