夫がレクサスを「残クレなら買える」と言っていました。どういう意味でしょうか?

AI要約

残クレは車の購入時に残価設定クレジットを利用し、残価分を差し引いたローンを組む方法であり、契約期間終了後に3つの選択肢がある。

残クレのメリットは、月々の支払いをおさえられることや数年ごとに新車に乗り換えられる点があり、デメリットは金利が高く設定される場合があり、走行距離やカスタム内容に制限があること。

残クレは費用面の負担軽減が期待できるが、金利や使用条件などに注意が必要で、自分の状況に合った購入方法を選ぶ必要がある。

夫がレクサスを「残クレなら買える」と言っていました。どういう意味でしょうか?

車を購入する際、残クレを利用してローンを組む選択肢があります。しかし、残クレがどのようなものか把握できておらず、夫がレクサスを「残クレなら買える」と言っているのがどういう意味か気になる人もいるでしょう。

そこで今回は、残クレの概要や残クレ利用時のメリット・デメリットについてご紹介します。

残クレとは、残価設定クレジットの略称です。車両価格に残価を設定し、その分を差し引いた額でローンを組むのが特徴とされています。最初に設定された残価は最終的な下取り金額となり、ローンの期間や車の市場価値などを加味して決定されるようです。

残クレはおもに新車購入時の支払い方法として用いられます。一部では中古車の購入時も利用できるようですが、あまりメジャーな方法とはいえないでしょう。

契約期間終了後は、以下3つの方法からどのようにするかを決めるのが一般的となるようです。

●車を返却して新しい車種へ乗り換える

●車を返却する

●残価分の支払いを済ませて継続して乗り続ける

最終的にどうするかは、経済状況やライフスタイルに合わせて決めるのがよいでしょう。

残クレにはメリット・デメリットがあり、それぞれの内容を把握しておくことが重要です。

それぞれの特徴を見てみましょう。

■メリット

残クレを利用するメリットとして、月々の支払いをおさえられる点があげられます。あらかじめ残価分が差し引かれた状態でのローンとなるため、通常の分割に比べて費用面で負担軽減につながる可能性があります。

また、残クレの場合は数年単位で新車に乗り換えられる点もメリットとなります。3~5年程度での契約期間を満了した後は、現在の所有車を手放して新たに残クレでの契約が可能です。

そのため、定期的に新車へ乗り換えたい人におすすめの契約方法といえるでしょう。

■デメリット

残クレを利用するデメリットとして、マイカーローンに比べて金利が高く設定されているケースが多い点があげられます。各社提供するローンによって金利差は異なりますが、1~2%ほどの差がつくこともあるようです。

また、残クレで契約している場合は走行距離やカスタム内容に制限が設けられるケースもあります。そのため、長い距離を走行する人や自分好みの車に仕上げたい人には向かない可能性があります。

走行距離の超過や指定された使用方法を守らなかった場合、追加費用が発生する可能性もあるため、注意しましょう。

残クレは、車のローンに対してあらかじめ残価を設定し、費用面の負担軽減が期待できる契約方法です。通常のローンでは支払いが難しい場合や、頭金を用意できない場合などに活用すれば、レクサスを購入できるかもしれません。

ただし、一般的なマイカーローンに比べて金利が高くついてしまう可能性がある点には注意しましょう。また、乗り方や車の使い方によっては、追加費用が発生する可能性も考えられます。

残クレのメリットとデメリットを理解したうえで、自分に適しているかを判断し、レクサス購入時に活用すべきかを判断しましょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー