4年前に育児しやすい自宅を建築→子どもが生まれて大正解 「こういう玄関が理想だわ」の声

AI要約

子どもが誕生すると、家が手狭になったという人は多いかもしれません。特に玄関はベビーカーを通すだけでいっぱいいっぱいということも。

家を建築時に広い玄関を作った1児の母まいなさんが、子育てに合わせた工夫を施した玄関の写真を投稿し、多くの反響を呼んでいます。

玄関だけでなく、キッチンやリビングの設計にも子育てを考慮した工夫が凝らされている。

まいなさんは子ども時代の経験から、育児しやすい環境を意識して家を建てることになった。オープンキッチンやリビング階段を避け、機能的なスペースを設けることで、育児に焦点を当てた家づくりを実現している。

ベビーカーを置いてみても十分な余裕があり、設計時の工夫が実を結んでいることが確認されている。

まいなさんは「育児にウエートを置きすぎて家の中はザ・普通」と謙虚にコメントしており、育児ファーストな空間づくりが大事であることを示唆している。

投稿が話題になったことに驚きながらも、「玄関にしかできないこと」を優先して設計したことに後悔はないと語っている。

4年前に育児しやすい自宅を建築→子どもが生まれて大正解 「こういう玄関が理想だわ」の声

 子どもが誕生すると、家が手狭になったという人は多いかもしれません。特に玄関はベビーカーを通すだけでいっぱいいっぱいということも。置き場所に困ると、日々の外出もストレスになりますよね。そんな負担を見越し、自宅を建築時に玄関を広めに作ったという投稿がネット上で大きな話題になっています。投稿した1児の母まいな(@maina_mata)さんに詳しい話を聞きました。

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「家建てる時に子どものベビーカーや自転車も入るようにと広く作った玄関がようやく日の目を見た

建てたの4年前? ここまで長かったなぁ……」

 7月2日、まいなさんが1枚の写真を添えて投稿すると、5000件の“いいね”が寄せられる反響に。「素敵すぎるー!」「あまりにも素敵な玄関でついリプ送ってしまいました」「ベビーカーは2~3年で終わるけど自転車は15年くらい占領するから玄関広いの最高だと思う」「こういう玄関が理想だわ」「こういう玄関憧れる……!いいなぁ」「未来想定できて素晴らしい」など多くの声が上がりました。

 広々とした玄関に、購入したばかりのベビーカーが置かれ、まだまだ余裕があるように見えます。

 まいなさんによると、玄関の広さは1.7坪ほど。「標準的なお風呂のサイズがだいたい0.75~1坪程度というとイメージしやすいかと思います」と話します。

「玄関は広さだけでなく、コート掛けをつけてもらいました。外で気温を確認してからコートを着れるので便利です。コート掛けの下に災害時用リュックも置けるので一石二鳥でした」と続けました。

 第1子は4月に生まれたばかり。ベビーカーも買いたてのホヤホヤです。いずれ子どもを持つことを考えていたとはいえ、4年前の建築時に、ここまで準備を整えられたのは何がきっかけだったのでしょうか。

「きっかけは私の子ども時代にさかのぼります。マンションに住んでいたのですが、私のよちよち歩きが響いたらしく、下の階の住人からクレームが来たのです。頭を下げる両親の姿が忘れられず、子どもができる前に育児のしやすい戸建てを建てようと考えていました」

 工夫したのは玄関だけではありません。

・オープンキッチンにしなかった(子どもがキッチンに入ってこれないように)

・リビング階段にしなかった(1階で子どもが泣いても2階の寝室に響かない)

・リビングの隣に和室を作り、赤ちゃん部屋にした

「使い勝手を気にしなければ、オープンキッチンやリビング階段(吹き抜けとか)はオシャレなんですけどね……」と後ろ髪を引かれつつも、育児優先の設計にしたそうです。

 実際にベビーカーを置いてみて、理想的な間取りであることを確認。「幅が広めのベビーカーを購入しましたが、それでも人が通れて邪魔にならなかったので、設計時の自分ナイス! と思いました(笑)」と自然と笑顔がこぼれました。

「玄関はお褒めいただきましたが、育児にウエートを置きすぎて家の中はザ・普通です(笑)」

 育児ファーストな空間、すてきですね。

 投稿が大きな話題になったことには、「軽い報告程度にツイートしたので、多くの方に見られることになるとは思わず驚いています。こうなるなら片付ければよかったです(笑)」と受け止めます。

「玄関を広くするために脱衣所やトイレのスペースは削りましたが、ベビーカー置きに限らず、傘を広げて干せるなど『玄関にしかできないこと』があるので、削って後悔はしていません。これからお家を建てる方の参考になればうれしいです!」と結びました。