「これからも見守って」 JR総武本線・八街駅に誰でも演奏可能な「駅ピアノ」設置

AI要約

JR総武本線八街駅に設置されたピアノを誰もが演奏できるようになり、オープニングセレモニーが行われた。

ピアノは地元の寄付により設置され、中学生が模様を描いた。

地元団体や関係機関の協力により、新型コロナ禍の中でも設置が実現した。

「これからも見守って」 JR総武本線・八街駅に誰でも演奏可能な「駅ピアノ」設置

JR総武本線八街駅(千葉県八街市)改札外の自由通路に誰もが演奏できるピアノ1台が設置され、29日に現地でオープニングセレモニーが行われた。

ピアノは同市内在住の人から寄付されたもので、地元の中学生が落花生やひまわりの絵を描いた。

駅への設置に向け、市内で音楽活動を展開する団体「やちまた音楽部」(合屋あさえ代表)が中心となって活動していたが、新型コロナウイルス禍で一時は活動休止になった。しかし、八街市やJR東日本など関係機関の協力もあり、設置にこぎつけた。

合屋代表は「多くの人のお力添えがあったからこそ実現できた。これからも見守ってください」と挨拶した。

セレモニーでは、合屋代表の娘で千葉黎明高校3年の祐奏(さちか)さんらがアニメ映画「アラジン」の「フレンド・ライク・ミー(ボクは大親友)」を連弾で演奏した。

祐奏さんは「思った以上にピアノの音が響いた。私たちの気持ちも届いたと思います」と話していた。

近年、公共施設や駅などで誰でも演奏できる「ストリートピアノ」が広がっているが、県内の駅ではまだ数カ所しかないという。