JR湖西線50周年、7月20日に記念列車運行 「光る君へ」ラッピング

AI要約

NHK大河ドラマ「光る君へ」にちなんだラッピング列車「びわこおおつ紫式部とれいん」が湖西線で運行される。

湖西線は、開通50周年を迎える重要な路線である。

記念列車には一般枠と県民枠の参加者を募集しており、沿線の魅力を楽しむことができる。

JR湖西線50周年、7月20日に記念列車運行 「光る君へ」ラッピング

NHK大河ドラマ「光る君へ」にちなんだラッピング列車「びわこおおつ紫式部とれいん」が7月20日、琵琶湖(滋賀県)西岸を経由するJR湖西線の開通50周年の記念列車として京都―敦賀(福井)間で運行される。びわこおおつ紫式部とれいんを湖西線を運行するのは初めて。6月30日まで参加者を募集している。

湖西線は、江若(こうじゃく)鉄道(浜大津―近江今津)に代わり昭和49年、山科―近江塩津間に建設された路線。高規格で建設され踏切がなく、高速走行できるのが特徴。湖西地域の生活路線や琵琶湖に訪れる観光客の移動手段、北陸方面と京阪神地域を結ぶ特急・貨物列車の最短ルートとして重要な役割を果たしている。

びわこおおつ紫式部とれいんは、大津市と市大河ドラマ「光る君へ」活用推進協議会がJR西日本協力の下、車両外装をラッピングした列車。今年1月から東海道本線・山陽本線で運行している。

今回の記念列車は、湖西線協議会とJR西日本が主催する。

往路は午前9時20分ごろ京都を出発し、滋賀の大津京や近江今津を経て11時ごろ敦賀に到着。復路は11時半ごろ敦賀を出発し、午後1時ごろ大津京に到着する予定。

一般枠や県民枠を設けて参加者を募集する。

誰でも応募できる一般枠は募集人員80人。記念列車の往路乗車(京都→近江今津)と湖西地域の絶景バスツアーをセットにしたコースで、鉄道とバスで沿線の魅力が楽しめる。

バスツアーは、メタセコイア並木(滋賀県高島市)やつづら尾崎展望台(同県長浜市)などを巡る予定。当日は近江今津駅の一日駅長に就任する滋賀ふるさと観光大使、西川貴教さんのお出迎えもある。湖西線開通50周年記念列車乗車証や滋賀土産のプレゼントなども用意している。

料金は大人3千円、子供(3歳~小学生以下)2500円。

一方、滋賀県在住者を対象にした県民枠は、京都発が48人、大津京発が88人、近江今津発が128人を募集する。北陸新幹線延伸で盛り上がる敦賀まで鉄道旅が楽しめる。

参加無料。敦賀駅で敦賀観光協会によるお出迎えをはじめ、湖西線開通50周年記念列車乗車証や北陸新幹線記念グッズのプレゼントなどを予定している。