【夏本番が来る前に】猛暑に耐える《多年草・一年草おすすめ6選》&《高温多湿から植物を守る5つのコツ》
夏の暑さによる植物へのダメージを心配する初心者向けに、効果的な暑さ対策を紹介。
適切な水やりや風通しの確保、草抜きなど植物の環境管理のポイントを解説。
さらに、猛暑に耐えるオススメ品種も紹介するので、参考にしてください。
近年の日本の夏の暑さは、人だけでなく植物にとっても相当なダメージ。ガーデニングを始めたばかりの方は、庭の植物がうまく夏越しできるか心配になるかもしれません。
厳しい環境から植物を守るためには、梅雨が明ける前から少しずつ暑さ対策を進めていくのがポイント。今回は初心者でも実践できる効果的な暑さ対策を紹介します。
記事後半には猛暑に耐えるオススメ品種を参考価格とともにお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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・高温多湿から植物を守るコツ
・猛暑に耐える多年草・一年草おすすめ6選
●その1:適切な水やり
夏は植物が大量の水を欲しがるので水やりが欠かせません。ただし気温が高い時間帯に水を与えると、強い日差しで水がお湯のように温まってしまいます。
水やりは早朝や夕方の涼しい時間におこないましょう。鉢植えの植物には下から水が流れ出るまでタップリと。水が葉や花にかからないように、根元に直接注ぎます。
●その2:風通しの確保
蒸れを防ぎ病害虫の発生を抑えるために、風通しをよくすることが必要です。大きく育った植物は枝を切り戻して、茂り過ぎた葉を取り除きましょう。
植物同士の間隔が広くなって、風の通り道ができるとともに、見た目も涼しげになります。
●その3:草抜き
雑草は夏の暑さにも負けずグングン生長しながら、土から水分と栄養を吸い取ります。ときどき草抜きをして、庭の植物にとって必要な水や栄養を確保しましょう。
雑草を取り除くことで風通しが改善され、病害虫の発生を抑制できます。庭全体がスッキリと整い、植物の美しさが引き立つでしょう。
●その4:マルチング
マルチングとは腐葉土やバークチップなどで土の表面をおおう作業。地面に強い直射日光が当たらないので、土壌の温度を下げる効果があります。
また水の蒸発を抑えて保湿効果を高めたり、雑草が生えにくくなったりするのもうれしいところです。
●その5:遮光ネットの使用
遮光ネットは日差しを和らげ、植物が直射日光から受けるダメージを軽減するツール。植物の葉焼けや過剰な水分蒸発を防ぎ、土壌の湿度を保つのに効果的です。
支柱を立ててネットを広げ、たるみがないようにしっかりと張りましょう。風で倒れないように、支柱は土に深く差し込み、ネットを紐などで固定します。