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千葉県で起業の動き広がる 昨年の新設法人数、初の6000台に インボイス対応で増
昨年、千葉県内で法人数が9.6%増の6367社となり、初めて6000台を突破した。
小規模事業者の法人格取得や個人の趣味を生かした起業など、様々な要因が起業の増加に寄与している。
新しい信用保証制度や創業支援制度の充実も、起業の増加を後押ししている。
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帝国データバンク千葉支店によると、昨年1年間に千葉県内で新設された法人数は対前年比9・6%増の6367社を数えた。県内では平成28年に5545社となって以降、7年連続で5000社台を維持してきたが、今回初めて6000台を突破した。都道府県別では前年と同じく福岡県に次ぎ、7番目に多かった。
同支店は、昨年10月に始まったインボイス(適格請求書)制度に対応するため、法人格を取得した小規模事業者が一定数いたと分析している。
また、世代を問わず、多様な世代で個人の趣味や特技を生かした起業の動きが広がっていることが数字を押し上げたとみている。
創業時に経営者の保証なしで利用できる新しい信用保証制度など、国や自治体の創業支援制度が充実してきたことも起業の増加を後押ししたようだ。
県内の新設法人数の内訳をみると、地域別では、千葉市が1116社、船橋市668社、松戸市559社の順に多かった。
法人格別では、株式会社が対前年比10・6%増の3985社、低コストでの設立が可能で経営の自由度が高い合同会社は同8・8%増の2043社だった。