50代の顔たるみ・あごのもたつき解消に即効性のあるケアは?今からできる予防法も!

AI要約

顎や二重、フェイスラインのたるみは老化の原因とされるが、悪い姿勢や舌の位置、筋力低下も影響する可能性がある。

姿勢の悪さやスマートフォン使用、間違った舌の位置が顎下のたるみを引き起こす一因となる。

年齢とともに筋力低下や脂肪増加が二重あごを発生させ、リンパの流れの悪化も顎まわりのたるみに影響する。

50代の顔たるみ・あごのもたつき解消に即効性のあるケアは?今からできる予防法も!

顎のたるみや二重、フェイスラインのもたつきや歪みは、老け見えの原因に。「太っていないのに顎まわりのラインの崩れが気になる……」という場合、悪い姿勢や間違った舌の位置、筋力低下などが原因の可能性も。筋トレやマッサージ、予防ケア方法を解説!

専業主婦から一念発起、アトピーに悩む長男をきっかけに、医師になることを志す。子育てと両立しながら医学部生・研修医時代を乗り越え、念願の皮膚科医に。現在は、病気から美容まで皮膚のお悩みにお応えでき、地元の皆様に愛され頼られるクリニックを目指して、静岡県富士市にてとみ皮膚科クリニックを運営。保険皮膚科と美容皮膚科の両方を大事にしながら、患者と日々向き合っている。

二重あごになる原因の一つが脂肪ですが、太っていなくても、二重あごになることがあります。

顎下のたるみ・二重あごにはどのような原因があるのか、ここから詳しく解説します。

■悪い姿勢

背中が丸まった悪い姿勢は、顎下のたるみが起きる大きな原因だといわれています。巻き肩や猫背になると顔が下がるため、重力によって顎下にたるみが生じやすくなるのです。

特に、仕事などで一日中パソコンやタブレットを触っている人や、スマートフォンを操作している人は、気付かないうちに姿勢が悪くなってしまいがちなため注意が必要です。

スマートフォンを見ることで姿勢が崩れて首や肩がガチガチに固くなる「スマホ首」も、たるみを悪化させたり、肩こりや首こりを引き起こす原因になります。

■間違った舌の位置、舌の筋肉の衰え

間違った舌の位置も、顎下にたるみが起こる原因です。

舌には正しい位置があり、口を閉じているときに「舌が上顎にぴったりとくっついている状態」が基本です。

顎舌には舌を動かすための「舌骨筋群(ぜっこつきんぐん)」と呼ばれる筋肉の集まりがありますが、この筋肉も加齢とともに衰えてきます。すると、舌が口の奥で垂れ下がり、顎下のたるみや二重あごを引き起こす原因になるのです。

舌の位置が悪く、舌先が前歯に触れていたり、舌が下顎の方に落ちていると、歯並びの乱れやいびきにつながることも。

日本語の発音は舌骨筋群をあまり使わずに行うため、意識して動かさないと衰えやすいといわれています。舌を正しい位置に置くことが大切です。

■筋力低下、筋肉減少によるたるみ

年齢とともに二重あごが目立ってきたのが気になる場合は、筋力低下や筋肉の減少が原因で、顎下のたるみにつながっている可能性があります。

マスク生活やテレワークの影響で無表情で過ごしていると、使われない表情筋が衰えていってしまうため、注意が必要です。表情筋が衰えると、顎や顔のたるみだけでなく肌のハリや弾力が失われてしまうことにつながります。

■脂肪やむくみ

顔の皮下脂肪が増え過ぎると、脂肪が肥大化して二重あごにつながることがあります。

鎖骨にあるリンパ節が詰まると、むくみにつながります。顎の関節は歪みの影響を受けやすく、リンパの流れが悪くなりやすい部分であるため、脂肪ではなく、むくみによって顎まわりに「もたつき」が出ているケースも。

食べ過ぎや飲み過ぎ、塩分や糖分の過剰摂取はリンパの流れを悪くするため、水分によって排出されるはずの老廃物がうまく排出できなくなってしまいます。むくみが気になる場合は、普段の食生活にも目を向けてみましょう。

■骨格の歪み・歯の噛み合わせ

歯の噛み合わせも、顎のたるみに影響を与える部分です。

歯の噛み合わせが悪かったり、顔の骨格に歪みがあると、歯ぎしりや食いしばりを引き起こします。それが頬やエラの筋肉のこわばりにつながり、舌や顎の筋力低下を招くため、二重あごになると考えられています。

顔の骨格の歪みは顎などフェイスラインのたるみ、二重あご、顎のシワ、頬のたるみ、エラ張り、口角が下がる、頬がこけるなどさまざまな症状につながるため、注意しましょう。