6年働いても手取り25万円。昇給も期待できないので転職したいのですが、手取り30万円は「給与」いくらで探せばよいですか?

AI要約

手取り30万円をもらうためには、給与がどれくらい必要かを計算することが重要です。

手取り30万円の年収を算出すると、ボーナス込みで495万6120円~561万6000円の範囲になります。

手取り30万円の生活レベルは、総務省統計局のデータから食費や水道光熱費などの平均費用を考えることができます。

6年働いても手取り25万円。昇給も期待できないので転職したいのですが、手取り30万円は「給与」いくらで探せばよいですか?

5年以上働いても、入社時からほとんど収入が増えていない場合、このまま働き続けることに不安を感じてしまいます。転職を検討する方もいらっしゃるでしょう。

そこでこの記事では、手取り30万円をもらうためには、額面上の給与はどのくらいもらう必要があるのか?手取り30万円の生活レベルや手取り額を増やす方法についてご紹介します。

まずは混乱しがちな「給与(額面給与)」と「手取り」の違いを確認しましょう。

給与とは、税金や社会保険料などを差し引く前の金額のことをいいます。実際に手元に入ってくる現金のことを「手取り」といい、給与から税金や社会保険料を差し引いた後の金額です。

差し引かれる額は、扶養家族の有無や年齢などにより変わるため一概にはいえませんが、一般的に給与の75%~85%が手取り額になるといわれています。

手取り30万円を受け取るためには給与がいくら必要なのか、計算してみましょう。手取り30万円が、給与の75%の場合30万円÷0.75で40万円となります。85%とすると30万円÷0.85≒35万3000円です。

求人募集の「給与」とは、額面給与のことを表しているため、30万円の手取りをもらうには、35万3000円~40万円の求人募集を探す必要があります。

■手取り30万円の年収

手取り30万円の場合、年収にするといくらぐらいになるのでしょうか。

手取り30万円になるための給与35万3000円~40万円を1年に換算すると、35万3000円×12は423万6000円、40万円×12は480万円となります。ボーナスのない会社の場合、年収は423万6000円~480万円です。

厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、令和4年夏のボーナスは給与の平均1.00ヶ月分、冬のボーナスは平均1.04ヶ月分支給されており、1年間で平均2.04ヶ月分となります。手取り30万円に当てはめると35万3000円×2.04=72万120円、40万円×2.04=81万6000円です。これによりボーナスをもらった場合の年収は、495万6120円~561万6000円ほどです。

国税庁の令和4年分民間給与実態統計調査によると、平均給与は458万円であることから、手取り30万円でボーナスを受け取った場合、平均よりも多い年収となります。

■手取り30万円の生活レベル

総務省統計局の2023年(令和5年)家計調査(家計収支編)によると、単身世帯と2人以上の世帯の1ヶ月当たりの食費や水道光熱費などにかかる平均費用の内訳は次のようになります。なお、表1の支出には、税金や保険料などの非消費支出は含まれません。

表1